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和歌山県岩出市根来の市立岩出図書館で27日まで、夏休み特別企画「小さな世界の大冒険!昆虫標本展」が開かれている。同市の西野昌二さんと岩出第二中学校3年生の白石凱都(かいと)さんが採集した昆虫1500匹以上を展示している。
【写真】標本を鑑賞する児童ら
西野さんは東南アジアでの勤務経験をきっかけに、約50年、国内外で採集をしている。白石さんは小学1年生から昆虫に興味を持ち、市内で採集したチョウの標本を学校の文化祭や「きみの自然体験館」など、さまざまな会場で紹介してきた。
今展では西野さんが国内で採集したカミキリム約400種や、国内外のクワガタムシ、カブトムシ、世界の大型昆虫などと、白石さんが主に同市で採集したチョウ約100匹を並べる。市内で採集された国蝶「オオムラサキ」や、『鬼滅の刃』に登場するアサギマダラ、その他、大型のゴライアス・ハナムグリやヘラクレスオオカブトなども紹介している。
来場した上岩出小学校5年生の山﨑涼平さんは「チョウの羽の色がきれい。黒いチョウは珍しいと思う」、同館の佐野亮子次長は「地域のチョウや大型の昆虫を見ることができ、地元の活躍する人も知れる貴重な機会です。ぜひ足を運んでもらえたら」と話している。
塗り絵やクイズコーナーもあり、クイズに正解すると、抽選で3人に希望する標本(もしくはサンプル)のプレゼントがある。
午前10時~午後5時。木曜休館。
問い合わせは同館(℡0736・62・7222)。