
農家のための売る技術 角田さんの著書が人気
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全国650軒以上の農家にパッケージデザインなどを提供している、はりまぜデザイン㈱(和歌山市十番丁)の角田誠社長(47)の著書『農家のための売る技術100』が話題となっている。
【写真】著書を紹介する角田さん
同書では農家が価格競争せず直接販売できるようになるデザインの手法を100項目にわたって掲載。9月に発売したところ1カ月足らずで増刷となり、通販サイトのAmazon(アマゾン)「農業ビジネスカテゴリー」で1位を獲得した。
角田さんは和歌山市立和歌山商業高校(現市高)の卒業生。2007年に100円ショップ向けの商品デザインを主力事業に同社を設立。数々の商品のデザインを手がけ、13年に農業分野のデザインに事業転換。「農業に売る力を!」を合言葉に、ブランディングやマーケティングの視点を取り入れたデザインで農家をサポートしている。
同書は角田さんがこれまでに培ったノウハウをまとめたもの。「農協・市場出荷だけに頼らず『自分の力で売る』には、おいしい商品を作るだけでは足りない」とし、「ブランディングとは何か?」「消費者設定とは?」というところから、農産物用の売れるパッケージのデザインや色、フォントの選び方など具体的なところまで解説している。
角田さんは「『なぜ安く売らなければいけないのか』、良いものを作っているのに、なぜ分かってもらえないのか』と思ったことのある人は、ぜひ手に取ってみてください。すぐにできる、小さなこともあるので気軽に試せます」と話している。
発行は、かんき出版。A5判、224㌻、1870円。全国の主要書店で販売中。Amazonなどインターネット通販でも取り扱っている。






























