HOME 和歌山ニュース 岩出市初「地域おこし協力隊」 清水さんが着任

岩出市初の地域おこし協力隊として1日、大阪府守口市から移住した清水阿紀子さん(35)が着任した。和歌山県岩出市は、JR岩出駅前に観光案内所が完成する来年5月を見据え、自然・歴史・食などの観光資源を生かした新しい観光コンテンツのプロデュースや情報発信を行う人材を、ことし6~8月に募集。同市の魅力を掘り起こし、発信し、「行ってみたい」と思われるまちを育てる仲間として清水さんが選ばれた。期間は最長3年間。

【写真】委嘱状を手に笑顔の清水さん㊨と中芝市長

市役所で着任式が行われ、中芝正幸市長から清水さんに委嘱状が手渡された。

中芝市長は「外部の人から見る岩出市はまた違って見えると思うので、地域に新しい風を吹き込んでほしい。岩出はええまちやで」と激励。

清水さんは「すごくすてきな所だと思います。これから手と足と頭をフルに使って頑張ります」と意気込んだ。

清水さんは奈良県出身。経営コンサルタントとして大阪を拠点に仕事をしてきた。心身のリフレッシュのため、和歌山を2カ月に1回は訪れ、那智勝浦、田辺、加太など、温泉を楽しみ海を眺めながらのんびりと過ごし、和歌山が大好きになったという。和歌山を拠点に何かできないかと探していた時に募集を見つけ、申し込んだ。

清水さんは「初代の協力隊というのもあって、プレッシャーはあるが、地域の人に喜んでいただくための取り組みを進めたい」とし「自転車が大好きなので、サイクリングしながらゆっくりほっこり岩出の空気を楽しめるイベントや、観光案内所を拠点にしたスタンプラリーなど、いろいろアイデアを出していきたい」と話した。