創業支援インターン 和大と島精機が協定

協定書を手に(左から)伊東学部長、藤田部長、岡本部長

起業する人材を育成し、県の労働人口を増やすことを目的に、和歌山大学システム工学部(和歌山市栄谷、伊東千尋学部長)と㈱島精機製作所(同市坂田、島正博社長)は23日、連携協定を締結した。今夏から同社で学生の「創業支援インターンシップ」を開始し、同大は単位認定することで参加を促す。
「地方創生に向けて、企業も和歌山の若者たちを支援できないか」との島社長(80)の呼び掛けを受け、県の仲立ちで昨年秋から協議を進め、同学部との連携が決まった。
同学部は、2・3回生の学生から創業支援インターンシップの参加者を募集し、事前学習などを行う。学生は同社で研修を受け、デザインシステムの操作やニットの基礎知識などを学び、与えられた課題の解決に臨む。さらに創業意欲のある学生には、同社の研修室を開放するなどしてフォローアップを行う。学生が将来、県内で創業を希望する場合は、県が創業支援体制を活用してサポートするとしている。
協定締結式は県が立ち会い、同社で行われた。伊東学部長は(54)は「今回の協定を先導的なモデルとして、本学が創業者育成に貢献できたら幸せだ」とあいさつ。島社長は「技術・感性・経済性を備えた人材がほしい。和歌山生まれの技術を和歌山から発信する若い人が、和大生から誕生してくれたらうれしい」、同社の藤田紀総務人事部長(67)は「学生が原点に戻り、学びたいことを見つけられると良い。当社のノウハウを生かして若年層を育成したい」とそれぞれ期待を寄せた。
岡本圭剛県商工観光労働部長(60)は「県経済を変えるには新たな発想をする人の創業が重要。県がサポートすることにより、創業マインドの醸成を図りたい」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。