雑賀崎と交流推進へ アマルフィ市長が来和

尾花市長(手前)と歓談するミラノ市長㊥、カラウディさん㊨、トルモリーノさん

イタリアの世界的観光地で和歌山県和歌山市南西部の雑賀崎との共通点が多いとされるアマルフィのダニエレ・ミラノ市長(34)が8日、来県し、和歌山市役所に尾花正啓市長を訪問した。

アマルフィはイタリア南部の海洋都市で、果樹園や大聖堂などの建造物が並ぶ一帯は「アマルフィ海岸」として世界文化遺産に登録され、海岸線の斜面に建物が密集する景観などが雑賀崎と似ているといわれ、旅行サイトなどで紹介されている。

この日はミラノ市長の他、アマルフィの人気レストラン「SENSI」のオーナー、エンツォ・カラウディさん(43)、シェフのアレッサンドロ・トルモリーノさん(31)が訪れた。

初来日のミラノ市長は、人口約5000人のアマルフィに毎日2~3万人もの観光客が訪れることを紹介。尾花市長に雑賀崎の人口や歴史などを尋ね、「世界はスタンダード化が進んでいるが、(その地域の)オリジナルなものを大切にしたい」とし、「雑賀崎のまちづくりや観光に120%貢献したい」と話した。

尾花市長は「和歌山市はイタリア料理店が多い」と紹介し、「雑賀崎とアマルフィは景色だけでなく文化や歴史、食なども似通っている。今回の交流に関心を持っている市民も多く、これを機会にぜひ交流を深めたい」と笑顔を見せていた。

10日には、雑賀崎にミラノ市長らを迎え、文化交流のシンポジウムと地産地消の食フェアが開かれる。シンポジウムは午後1時から雑賀崎支所で。ミラノ市長が景観と文化交流をテーマに講演し、アマルフィ名誉市民で法政大学特任教授の陣内秀信さんと和歌山大学観光学部准教授の永瀬節治さんがディスカッション。3時からは親子つりパークで、トルモリーノさんが作るリゾット、揚げピザ、ブルスケッタなど郷土料理の試食がある。申し込み不要。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。