田中3きょうだいが先生に 故郷で体操教室

模範演技を披露する(左から)佑典さん、和仁さん、理恵さん

2012年ロンドン五輪に日本体操史上初めてきょうだい3人そろって出場した、岩出市出身の田中和仁さん、理恵さん、佑典さんが指導する体操教室が10日、和歌山県和歌山市手平の和歌山ビッグウエーブ武道館で開かれた。3人の実演もあり、参加した小学生90人がトップレベルの技に目を輝かせた。
子どもたちに体を動かす楽しさを知ってもらおうと、田中3きょうだいらでつくる実行委員会が主催した。
この日は3回に分けて開かれ、1・2年生の教室では、ぞうきんがけに続いて念入りにウオーミングアップ。仰向けに両手をついて尻を浮かせた状態で後ろ向きに進んだり、足をクロスする動きを取り入れて横向きにステップを踏んだり。うまくできない子には、理恵さんや佑典さんがそばにつき、「ゆっくり自分のペースでいいよ」「上手、上手」と手本を示しながら一緒に汗を流した。
マットの上で、転んだ際の頭を守る練習をした後、前転に挑戦。「ごろんと転がって、スッときれいに立ち上がってポーズを決めて」と和仁さんがアドバイスすると、子どもたちは笑顔で両手を広げて美しく決めポーズ。3人の模範演技もあり、側転やバク転、宙返りを披露すると、大きな歓声と拍手が起こっていた。
安原小学校2年生の橋﨑真琳さん(8)は「運動は大好きで、いろんな動きが楽しかった。バク転とか、できたらいいな」と笑顔。
和仁さんは「3人がそろって教室ができるのも、ここ和歌山だけ。3人が高校まで過ごしたふるさとに、体操を通じて恩返しできればうれしい」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。