和歌山市で広域断水 19日から3日間

断水について説明する企業局の幹部職員ら

和歌山県和歌山市は16日、市内中部から南西部にかけての広域で19日午後10時から22日午後10時までの3日間の予定で断水を行うと発表した。国道24号花山交差点の地下で発見された水道管の漏水を修繕する工事のためで、断水の対象は市内世帯の2割を超える約3万5000世帯、約8万人に及ぶ。
市によると、漏水が発見されたのは今月8日。花山交差点の地下には、農業用に使われていた水路と、深さ約2・1㍍に埋設された直径80㌢の水道管があり、破損した水道管から漏れた水が水路に流れ込んでいるとみられる。道路の破損や水が噴き出すなど地上から見える変化はないが、排水量の上昇が計測されたため、漏水がないか市が調べて分かった。
国道を管理する国土交通省と市が協議し、断水をせずに修繕する方法も検討したが、30日以上を要し、道路が陥没する可能性など危険が高まるとして、断水をして短期間で工事をすることを決定。対象が市内各地に枝分かれしていく前の基幹管路と呼ばれる水道管のため、断水は広範囲に及ぶ。
断水となる地区は、大新、新南、宮北、芦原、岡崎、西山東、東山東の全域と本町、城北、広瀬、吹上、宮、四箇郷、中之島、宮前、三田、西和佐、安原の一部。
市は20日から工事終了後に予想される濁り水が解消するまで、対象地区とその近隣の小中学校20カ所で給水車や学校に設置の受水槽を使って給水を行い、さらに拡大を検討中。午前9時半から午後8時まで。できるだけ容器を持参し、渋滞などが予想されるため、車での来校は避けるよう協力を呼び掛けている。
また、人工透析を行っている医療機関などには優先的に給水車を配置する。
対象世帯には案内を郵送する他、新聞の折り込みチラシや防災行政無線などで周知を図る。
市は「実際に掘って工事を始めてみなければ不確定な要素が多く、断水してでも早く工事をやらざるを得ないと判断した」と説明し、理解を求めている。
対象地域や給水場所などの情報は市企業局ホームページ(https://www.wakayamashi-suido.jp/)に掲載。
問い合わせは維持管理課(℡073・435・1303、1304=平日午前8時半~午後7時、土日午前9時~午後5時)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。