鶏の死骸処分開始 破綻の養鶏場で県が代執行

鶏舎から死骸を運び出し容器詰めする作業員

和歌山県は23日、日高川町初湯川(猪谷)地内にある有田養鶏農業協同組合(有田川町)の養鶏場で、行政代執行による鶏の死骸処分に着手した。

同組合は県産のブランド鶏肉「紀州うめどり」を育てていたが、昨年末に経営破綻。田辺市と日高川町の農場3カ所に鶏約14万羽が死んだままの状態で放置され、処分作業にめどがつかない状態だったため、県が「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき、死骸を処理。費用は同組合に請求する。

日高川町内では美山地区の養鶏場2カ所で約7万2000羽の鶏の死骸が放置され、悪臭や環境、衛生面で問題となっていた。

鶏は餌を与えられず、昨年暮れごろから餓死し出したとみられる。初湯川地内の養鶏場には約6万2000羽、もう1カ所の弥谷地内の養鶏場には約1万羽の死骸が放置され、弥谷地内については死骸の容器詰めを去る18、19日に県や町職員らで終わらせている。

初湯川地内の死骸処理には50㍑入りのプラスチック製容器8000個を用意。この日は県職員が作業開始を宣言した後、作業員7人らが悪臭漂う中、死骸を次々と容器詰めしていった。容器詰めの終了までには3、4週間かかるという。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。