新副議長に奥山氏 和歌山市6月議会が開会

あいさつする奥山新副議長

和歌山市議会6月定例会が12日、開会し、新型コロナウイルス対策の費用を確保するため、本年度下半期の政務活動費を減額する条例改正案が議員発議で提出され、可決された。また副議長選挙が行われ、奥山昭博議員(58)=公明党市議団、5期=が新副議長に当選した。

政務活動費を減額する条例改正案は、10月から来年3月までの期間が対象で、全7会派共同の議員発議で提出された。

市議会の政務活動費は、各会派に所属議員1人あたり月額10万円を半期ごとに交付しているが、今回の改正により、本年度下半期の交付額は1人あたり月額4万円となる。

市議会の正副議長はおおむね1年での交代が慣例となっており、同日、松本哲郎副議長が辞職願を提出したため、選挙が行われた。井上直樹議長(48)=自民党市議団、5期=は続投となった。

投票の結果、奥山氏は投票総数38票の全てを獲得。就任にあたり、「議長の補佐役として、また歴史と伝統ある市議会の名に恥じないよう、全力で取り組む」と抱負を述べた。

6月市議会への当局の提出議案は、総額5億6999万円を増額する2020年度一般会計補正予算案など、予算関係を含む議案24件、報告関係7件、承認関係5件。

補正予算案のうち3億5429万円が新型コロナウイルス感染症関連経費。対策費用に充てる「新型コロナウイルスささえ愛基金」の積立金に1億円、法人市民税の払戻金などの増額に5283万円などとなっている。

開会あいさつで尾花正啓市長は、市内で1カ月間、新たな感染者の発生が抑えられている現状にふれ、「市民、事業者、医療関係者の大変な努力、尽力のたまものであり、深く感謝する」と述べた上で、まだまだ油断できない状況であるとし、市保健所にドライブスルー方式のPCR検査センターを開設したことなどを例に、感染第2波に備えた体制や取り組みの強化を進めていく考えを示した。会期は7月1日までの20日間となっており、16~19日に一般質問、22~26日に常任委員会を予定している。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。