3回目ワクチン加速化 和歌山市が方針

和歌山市内の感染状況を説明する尾花市長

新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、和歌山市の尾花正啓市長は14日、昨年8月までに2回のワクチン接種を終えている65歳以上の高齢者約9万5000人の3回目接種を急ぎ、3月末までに完了する方針を発表した。64歳以下への接種券も前倒しで2月から発送し、急増する感染者に対応するため、保健所への職員増員など体制強化も進める。

ワクチンの2回目と3回目の接種間隔について、政府が13日、一般の高齢者は7カ月から6カ月に、64歳以下は8カ月から7カ月に短縮する方針を決定したことを受け、市民の追加接種をさらに加速させる。

高齢者への接種券発送は、2回目の接種を昨年6・7月に終えている人には今月末、昨年8月に終えている人には来月中に行う。1・2回目と同様、接種券が届いたら協力医療機関に予約し、個別に接種する。

市内の高齢者への2回目までの接種はファイザー社製で行われたが、今回はモデルナ社製も使用する。現時点でファイザー社製の供給量は限られているため、混合接種を理解した上で接種を急ぎたい人には、モデルナ社製の接種の検討を呼び掛ける。

ファイザー社製のみを取り扱う医療機関は147カ所、両社のワクチンを取り扱うのは91カ所となっている。

64歳以下への追加接種については、昨年8月までに2回接種を終えている約8万2000人を対象に、2月中に接種券を発送する。

市内の感染状況は、1月6~13日で168人の新規陽性者が確認され、30代以下が67%と若い世代を中心に拡大。感染力が強いとされるオミクロン株が疑われる人は、検査結果が出た100人中96人に上っている。

こうした急拡大を受け、市は対応の体制を強化。市長公室内に感染対策サポートチームを設置し、全庁的な人員の調整、医師会など関係団体との調整などに当たる。保健所には、健康局以外から14人を増員し、事務職が担当できる業務を分離して行うことで、疫学調査のスピードアップを図る。

接触者検診も拡充し、南保健センター(田尻)でドライブスルーによるPCR検査を来週中にも開始する予定。

尾花市長は「ここまで急激に感染が拡大するとは思っていなかった。まずは封じ込めをしっかりやっていく。市民には、感染予防対策を今まで以上にやっていくようお願いしたい」と話した。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。