タップで県内巡る ぽこ・あ・ぽこ35周年公演

和歌山にちなんだ和風タップを披露する田中代表(左から2人目)ら

岩出市や和歌山市などで教室を開く、タップダンス教室「スタジオ ぽこ・あ・ぽこ」(田中美和代表)の35周年記念公演が4日、和歌山市の県民文化会館小ホールで開かれた。8歳から80歳代までの生徒25人が和歌山にちなんだ楽曲に乗せた和風タップなどで観衆を魅了。親交の深い地元ミュージシャンらも友情出演し節目を祝った。

同教室は県内唯一のタップダンス教室として、1987年に活動をスタート。ふるさとの民謡や和歌山にちなんだ楽曲で独自の和風タップを創作し、発表。海外でもステージに立ち、日本や和歌山の魅力を発信してきた。

この日、会場はコロナ対策として前列を空けた以外は、満席となる盛況ぶり。第1部は和風タップと歌で県内を旅するような内容で、「紀州つれもて音頭」で幕開け。ナレーションとスライドで4市4町の歴史や文化、特産や偉人を紹介しながら「根来の子守り唄」「串本節」の他、地元ロックバンドのTHE BEATの生演奏をバックに、「真田六文銭」「雑賀の孫市」で力強いステージを届けた。

第2部は藪下将人さん、田頭宜和さんとのコラボステージで、第3部は昭和歌謡とジャズのスタンダードナンバーに乗せて披露。60歳以上の生徒たちでつくる「ぽこ・あ・ぽこシスターズ」も、椅子タップを交え、はつらつと靴音を響かせた。

来場者で、3年前に岩手県から和歌山市に移住してきたという女性(63)は「和風のタップは珍しくて新鮮でした。県外出身なので、和歌山の魅力紹介は興味深かったです」と話した。

田中代表(57)は「さまざまな出会いや環境に恵まれた35年。一人ではとてもここまで続けられず、皆さんに支えていただいたおかげです」と感謝。コロナ禍での開催など不安もあったが、満員の客席が大きな力になったといい「お客さんが出演者の心を高ぶらせてくれました。最高でした」と笑顔だった。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。