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春期企画展「黒江・商人のくらしと漆器」

公開日 2024.05.01
イベントは終了しました

和歌山県立紀伊風土記の丘の春期企画展「黒江・商人のくらしと漆器」が、6月16日(日)まで、同館(和歌山市岩橋)で開かれています。 海南市黒江地区は、江戸時代初期から職人や商人が集まり、紀州藩の保護を得て、漆器の製造が盛んに行われていました。同展では、「つくる」「あきなう」「くらす」をテーマに、漆器づくりの道具と製品、商家の生活道具を通して江戸~昭和期の変遷を紹介。「八十椀(わん)」や塗り盆をはじめ、商いで使われた銭箱や帳場机など、74件174点が展示されています。

【展示構成】

プロローグ「―漆器のまち・黒江」
第1章「つくる―黒江の漆器づくり―」
第2章「あきなう―黒江漆器の製品と流通―」
第3章「くらす―黒江のくらしの道具」
エピローグ「黒江の町のうつろい」

【関連企画】

展示講座「黒江・くらしと漆器」

日時:4月14日(日)午後1時半~3時半
場所:同館研究室
対象:小学生以上
定員:30人(先着順)※電話で申し込み
資料代:100円(別途入場料必要)

【展示作品の一部を紹介】

黒江や野上谷周辺では、生地職人が生産に従事し、椀生地などの製品をいれた竹籠を背負い塗師のもとへ届ける光景がありました。昭和時代の木地籠(和歌山県立紀伊風土記の丘蔵)。

うるしを精製する際、使われた「くろめ鉢」(海南市立黒江小学校蔵)。昭和時代のものです。

金柑をモチーフにしたデザイン。
江戸時代(天明8年)に作られた金柑絵銘々盆(和歌山県立紀伊風土記の丘蔵)。

漆器づくりの道具や製品、商家の生活道具から、当時の暮らしを垣間見ることができます。
ライフスタイルに応じて変化してきた漆器製品。
会場を訪れ、現代にも通じる美しさや機能性などを体感してくださいね。

【入館料
一般190円、大学生90円 
※65歳以上・高校生以下・県内在学の留学生・障害者は無料(要証明)

名称 和歌山県立紀伊風土記の丘
所在地 和歌山県和歌山市岩橋1411 地図
電話番号 073-471-6123
営業時間 9:00~16:30(資料館入館は16:00まで、移築民家は16:15まで)
定休日 月曜(月曜が祝休日の場合は次の平日、12/29~1/3、展示替期間)
web https://www.kiifudoki.wakayama-c.ed.jp/