2024年3月21日、JR高野口駅前にある登録有形文化財の「葛城館(かつらぎかん)」が、和スイーツを楽しめるカフェとしてオープンしました。趣深い建物、おすすめメニューをご紹介していきます。
趣きあるアンティーク品が並ぶ
元旅館のカフェ
明治時代の1868年から1911年まで、旅館として愛された「旧葛城館」。2001年11月より、登録有形文化財として、当時の姿を残しています。 開店当時は2階建てだった建物は、大正時代に写真のような総ガラス木造三階建ての建物へと生まれ変わりました。
一歩店内に入れば、旅館として愛された当時のまま、広い玄関がお客さんを出迎えてくれます。重厚な木質の建物に、美しく活けられた花が映えます。
階段を登り2階へと上がれば、食器や鏡などのアンティーク品が並んでいます。時代を感じる建物とあわせて、まるでタイムスリップしたような気持ちになれますよ。
絶品和風スイーツが目白押し!
ほうじ茶・抹茶に癒されて
『cafe’葛城館』のメニューは、抹茶やほうじ茶をふんだんに使った絶品和スイーツばかり。早速注文してみました!
スイーツの材料となっている抹茶・ほうじ茶は、ともに老舗である「山政小山園」という京都・宇治のものを使用しています。
まずは、「抹茶アフォガード」(750円)をチェック! じっくりと、バニラアイスに濃厚抹茶ソースをかけていきます。甘さ控えめの粒あんに、白玉。アイスクリームの甘さに、濃い抹茶の苦味が心地いいです。鼻に抜けていく爽やかな抹茶の香りに、一皿で満足感の高い逸品です。
濃厚抹茶のアフォガードと一緒に注文したのは、「抹茶ラテ」(700円)。ホットとアイスを選べます。少し汗ばむ日だったこともあり、アイスをチョイス。すっきりと味わえますよ。
最後にいただいたのは、とても人気があるという「日替わりバスクチーズケーキ」(600円)。私が来店した日は、ほうじ茶のバスクチーズケーキでした。抹茶は鼻に抜けるような香りでしたが、ほうじ茶はまったりと口に広がっていくような香りです。ほうじ茶とチーズの割合が絶妙で、ふわっと消えていくようなホイップとあわせて食べれば、クセになること間違いなし。
和スイーツの美味しさと、食事空間に広がるアンティークの趣深さ。「ふぅ」と落ち着く時間を過ごしてくださいね。
名称 | cafe'葛城館(かふぇ かつらぎかん) |
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所在地 | 和歌山県橋本市高野口町名倉1053 |
電話番号 | 0736-42-2017 |
営業時間 | 13:00~18:00 |
定休日 | 月~水曜 |
駐車場 | Pあり |
@katsuragikan |
パン・スイーツ狂いの和歌山取材ライター。パンや甘いモノをこよなく愛しています。5歳の子どもがいるシンママで、ロゴデザイナーとしても活動中。人の想いを深くお伺いすることが得意。食べ物が美味しそうに見える体型をキープしているため、取材中は店主さんが心を開いて話してくれます。