初夏には心地良い風が通り、ホタル飛び交う広川町下津木地区。和歌山市方面からだと阪和自動車道・湯浅御坊道路の広川南インターから東へ車で約6分のところ。絶品のベトナム料理がいただけると評判の古民家カフェ『桜蓮 -karen-』におじゃましてきました。
異国情緒が漂う
素敵な古民家カフェ
Pのマークが目印の駐車場に車を停め、のどかな田園風景を眺めながら緑の橋を渡ると、駐車場から見えた印象からは想像もつかなかったお店の玄関が現れます。
入り口からも漂うお洒落な雰囲気。
チリリーンと心地よい風鈴の音色に出迎えられて店内へ。雑貨やアンティーク家具、ビンテージ食器たちに彩られています。
大満足のスペシャルランチ
窓際の席に座り、運ばれて来た色鮮やかなバタフライピーのサービスドリンクを飲みます。これは、バタフライピーにレモングラスをブレンドし、レモンを浮かべたサービスドリンクです。
今回いただいたのは、ランチスペシャル「Hanoi(ハノイ)」(2000円)。バインミー(ベトナムのサンドイッチ)と、カニみそとココナッツミルクのカレーソース、そしてデザート&ドリンクが付いています。
バインミーは、チキン・ポーク・ミートボール・スモークサーモン・焼サバの中から選べ、私は無類のサバ好きなので「焼サバ」をチョイス。また、カレーかフォー(米粉のうどん)も選ぶことができます。
バケットからはみ出るほどたっぷりの野菜と、大きな焼きサバが2切れも入っていてボリューム満点! 香草がアクセントに。
「日本人にも食べやすいようにパクチーなどは控えているので、お好みでヌクマク(魚醤)やチリソース、ハーブ塩をかけて召し上がってください」とオーナーの奥井さん。
カニみそとココナッツミルクのカレーは、季節の野菜と温泉たまご、そしてカリッと揚げられたソフトシェルクラブ(マングローブ蟹)が、カニみそとココナッツミルクで仕上げたカレーソースに絡んで絶品! 脱皮カニなので柔らかく丸ごといただけます。カレーは、一口目は甘く、後からスパイスが追いかけてくる感じ。
ランチに付いているドリンクは、ベトナムコーヒーや紅茶やソフトドリンクなど豊富なメニューから選べます。こちらは色鮮やかな、アップル&ローズヒップ。
食後は、デッキへ出てみましょう。遊歩道から「滝原温泉 ほたるの湯」まで続き、まるでプライベートデッキのような贅沢な空間です。
デッキに出た左手に、離れのような小屋があります。ここはトイレだけのための離れ。とても素敵なスペースなので、実際にご自分で確かめてくださいね。
3人の縁が結実したお店
シドニーとハノイにも
シドニー(オーストラリア)とハノイ(ベトナム)にも店舗をもつ「桜蓮 -karen-」。オーナーの奥井さんと、共に働くスタッフの山中さんと北山さん。3人は20年ほど前、シドニーで一緒に働いていました。縁があり、日本でも一緒に働くことになった3人は、家族同然の仲間です。
気候のいい初夏、開け放した窓から風が吹き抜け、ツバメが通り抜けることも。夜には、蛍が飛び交う絶好のシーズン! 豊かな自然の中にある、異国情緒漂う素敵な空間へゆっくり過ごしに行きませんか。
名称 | 桜蓮 -karen- |
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所在地 | 和歌山県有田郡広川町下津木1293−2 |
電話番号 | 0737-57-4069 |
営業時間 | 10:00〜17:00 ※ランチは11:00〜14:00 |
定休日 | 火・水曜 |
駐車場 | あり |
@karen_kominkacafe |
和歌山の真ん中に住む、身体に良いことが大好きな生粋の和歌山県人。古いモノや古いモノに新しい風を吹き込んだお店が得意分野。ニッチな目線でこだわりの場所や人を紹介します。年間100泉が目標の温泉偏愛者。好きな言葉は、「源泉かけ流し」湯治文化を再生させるのが夢。