和歌山市内や大阪の泉南エリアからもアクセスしやすい和歌山県岩出市にオープンしたパティスリー『VAL’ONCE(ヴァロワンス)』。見た目にも美しく技巧を凝らしたこだわりのケーキはもちろん、独自の世界観が創り込まれた外観や店内の雰囲気にも注目が集まっています。
目次
ラグジュアリーな店構えは
英国のテーラーがモチーフ
続々と新しいお店が増えている和歌山県岩出市に、パティスリー「VAL’ONCE(ヴァロワンス)」が2024年4月22日にニューオープン。
紫色を基調とした店内は英国のテーラー(仕立て屋)をモチーフにしており、非日常感を演出しています。
パティシエとデザイナーのオーナー夫妻
お互いの長所を活かして
同店を二人三脚で切り盛りするのは、パティシエの中垣内靖弘さんと、デザイナーの由香莉さんご夫妻。大阪や兵庫など関西の都心部でパティシエとしての経験を積んだ靖弘さんは、「生まれ育った和歌山を盛り上げたい」という思いで、同店を開くことを決心。妻でデザイナーの由香莉さんとともに試行錯誤しながら、思い描いた世界観を形にしました。そのこだわりは商品にはもちろん、お店の細部に至るまで感じられます。
店頭に並ぶ焼き菓子&生菓子は
併せて30種類近く
色とりどりの美しいケーキが並ぶショーケースは、まるでジュエリーボックスのようにキラキラ!
誕生日や記念日など特別な日にはホールケーキも。お目当てのケーキがある場合は、こちらでケーキの予約も可能。
焼き菓子の種類も豊富。由香莉さんがデザインしたというギフトボックスの外箱も高級感があり、日持ちが最低1週間以上あるので、大切な人への贈り物にも。
洗練されたこだわりの
ケーキをご紹介!
和歌山県産の食材を取り入れ創意工夫を凝らしたケーキは美術品のような美しさで、思わずため息が漏れます……。
同店一番人気の「ピュイ・ドール」(580円)は、自家製のブロンドチョコレート(ホワイトチョコレートを低温のオーブンでじっくりと焼き、褐色化させたもの)とオレンジのケーキ。ブロンドチョコレートのミルキーな甘さとオレンジの爽やかな酸味、キャラメリゼされたナッツの香ばしい風味が三位一体となって、贅沢な味わいを醸し出しています。
ベイクドチーズとレアチーズが二層に重なっている「フロマージュ・ムー」(570円)も人気の商品。異なる2つの味わいに、土台の香ばしい風味のクランブルがアクセントを加え、濃厚ながらも最後まで飽きがこない逸品。
レモンのような見た目も愛らしい「リシエス」(350円)は、レモンの爽やかさを引き立てるグラスコーティングの後に、まろやかなホワイトチョコレートを纏わせた、リッチな焼き菓子。
生菓子だけではなく、焼き菓子も色とりどりで見ているだけでも楽しめます。
フランス語で”美しい雪”を意味する「ベルネージュ」は、淡いパステルカラーとコロンとしたフォルムが愛らしいクッキー。
しっとりとしたチョコレートケーキに、ザクザク食感のクランブルを重ねた「グルマンショコラ」も満足度が高い一品。
「一度一度のご来店を価値のある機会にしたい」
「食材や技巧など”和歌山にないもの”を県外から積極的に取り入れたり、逆に”和歌山ならではの良さ”を県外の方にももっと発信したいとも思っています。『VAL’ONCE』を通して、地元である和歌山がもっと盛り上がっていったらとても嬉しいです」と靖弘さん。
靖弘さんに店名の由来を尋ねると「店名の『VAL’ONCE』は、フランス語で「価値がある」という意味の「valoir」と、英語で「一度」という意味の「once」を掛け合わせた造語。「お客様にとって一度一度のご来店を価値のある機会にしたい」という願いを込め名付けました。お客様に満足してもらうために、細かいところまで気を配って一つひとつのことに誠実に向き合っています」と話してくれました。
ケーキはもちろん、店内の細部に至るまで作り込まれた世界観も同店の魅力の一つ。ぜひ岩出市に訪れた際は足を運んでみてください。
名称 | VAL’ONCE(ヴァロワンス) |
---|---|
所在地 | 和歌山県岩出市中黒432-1 |
電話番号 | 0736-67-8234 |
営業時間 | 11:00~18:00 |
定休日 | 日・月曜(祝日の場合は営業) |
駐車場 | あり |
web | https://val-once.shop-pro.jp/ |
@val_once |
和歌山市出身・在住のフリーライター。おいしいものをこよなく愛し、ロカルわかやまではグルメ記事ばかりを担当。生まれ育った和歌山の‟素敵”を、もっと発信していきたいです。多趣味で、カフェ巡り・カメラ・ミニチュアフード作り・読書・映画鑑賞などが好き。