根来寺大門の近く、紀州材の建物でほっこりした時間が過ごせるクロワッサンと焼き菓子のお店『kusabi(クサビ)』。北海道産小麦と奄美産きび砂糖、よつ葉のバターや乳製品など、材料はクロワッサンが大好きな店主・かなえさん自身が吟味。素材にこだわったクロワッサンと焼き菓子が楽しめるカフェです。
根来寺大門近くに佇む店舗
春の桜、秋の紅葉が美しい根来寺大門から脇道を進んだところ。和テイストな建物が魅力的な店舗です。
入口にある大きな岩が目印。
こちらが店舗前の駐車場。
甘い系から惣菜系までそろうクロワッサン
天井が高くて開放感があり、窓からの陽ざしが明るい店内。焼きたてのクロワッサンが並び、バターの香りに包まれています。
定番のクロワッサンから甘い系、惣菜系まで、この日は7種類ありました。
表面はサクサク、中身は一層一層が絹のように薄く、しっとりやわらかい。
リベイクする方法の説明書も付いています。この心遣いが優しい。
チョコ好きにはうれしい、バトンショコラが2本も入っています。
シナモンペーストがたっぷりと入っていて、ふわふわ生地がさらにしっとり。アイシングシュガーの甘さとシナモンのスパイシーさのバランスが絶妙の美味しさ。
ゆでたまごフィリングたっぷり、生地のサクサク感が増してキッシュのような食感。朝食やランチにぴったり。
材料にこだわった焼き菓子やドリンク
焼き菓子も豊富に並びます。種類は日によって変わる場合があるので、訪れてからのお楽しみ。
店主の自信作の一つ。生地にクリームチーズが練り込まれているので、しっとり感のあるパウンドケーキ。
よつ葉のクリームチーズを使った濃厚なチーズケーキ。トッピングのホイップが甘すぎず、チーズケーキと合います。
こだわりのコーヒーとアガーを使ったコーヒーゼリーはやわらかくぷるっとした弾力の食感。あえて、植物性のアガーを使うところも体のことを考えた店主のこだわり。
伝統的な大工の手刻みで建てられた店内は必見
イートインスペースには、さまざまな席が用意されています。
奥にある和室の窓からは「蓮華院」が…。桜や紅葉の季節は美しい景色を見ることができます。
入口横のカウンター席にはコンセントが設置されています。
塗壁、木、鉄、床のコンクリートなど様々な素材が調和した空間は温かみがあり心地よく、時間を忘れるくらいゆったり、まったりと過ごせます。
12時のオープン時間前からすでに行列が! 通常はかなえ店主が一人で切り盛りされていますが、この日はオーナーが助っ人に。作業をしながらも、クロワッサンや店舗について詳しく話してくださいました。
店名になっている「楔(くさび)」とは、木と木や物と物とをつなぎ合わせる道具のことで、店舗の建築に携わった会社とkusabiとお客さんをつなぐ「絆」を大切にしたいという想いが込められているそう。
人気のクロワッサンは売り切れることがあるため開店直後に行くのがおすすめ、焼き菓子とドリンクは閉店までいただくことができます。
紀州材を使った伝統のある建物と受け継がれる職人技で造り上げられた「kusabi」を五感で楽しんでみてはいかがでしょう。
このロゴの部分に使われている鉄が「くさび」。
名称 | kusabi(クサビ) |
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所在地 | 和歌山県岩出市根来2268-3 |
電話番号 | なし |
営業時間 | 12:00〜16:00 ※2024年8月以降変更の場合あり |
定休日 | 不定休(SNSで通知) |
駐車場 | あり(4台) |
@kusabi_negoro |
わかやまパン部2代目部長、パンシェルジュマスター。和歌山を拠点に国内外のパンめぐりがライフワーク。和歌山のステキな情報を独自の視点でお届けします!