紀の川市の国道24号線沿いにあるパン屋『セラヴィ(C’est La Vie)』。フランス全土で修業し、“コンパニョン”(=一流の職人)の称号を持つパン職人が焼き上げるパンは、小麦の風味が豊かなフランス仕込みのパンから菓子パンまで多種多様に並びます。
コンパニョン=一流のパン職人が営む
紀の川市民御用達のパン屋
当初は和歌山市内で、そして紀の川市民に愛されてきました。2025年で25年目を迎えるとか。
同店を切り盛りするのは、店主のバルト・フィリップ・ジャン・ルネさんと佳子さん夫妻。お二人の気さくな接客も地域の人たちに愛される理由のひとつ。
フィリップさんは“コンパニョン”の称号を持つパン職人。フランスには一流の職人(=コンパニョン)を育成するため「コンパニョナージュ」という職人訓練制度があり、フィリピンさんも称号を得るまでにフランス全土のパン屋を渡り歩き、10年間にも及ぶ武者修行をしたとか。
約30年前に和歌山を中心に広く親しまれている「パン工房 カワ」の職人にパン作りを伝授するため和歌山に移住し、当時カワに勤めていた佳子さんと結婚され、『セラヴィ』を開業しました。
地元民に長年愛される秘訣は
他店とはどこか違う味わいにあり
自家製カスタードがたっぷり入った「クリームパン」(210円)は、佳子さんの大好物なんだとか。
小麦の風味が豊かで、食事に合わせやすい「バゲット」(350円)。
フランスパン生地の食パン「パンドミ」(1.5斤550円)。食パンと形が似ていますが、ふわふわした食感の食パンに比べ、モチモチとしたしっかりめの食感が特徴です。
同店のパンはハード系やデニッシュパンが主流ですが、菓子パンや食パンも店頭に並びます。佳子さん曰く「日本ではメジャーな菓子パンや食パンですが、他店とは少し味わいが違うような気がします。フランス人の感性で作るからかしら?」とのこと。
地元民に長年愛される秘訣は、フィリップさんの確かな技術と佳子さんの朗らかな接客にあるのかもしれません。
名称 | セラヴィ(C’est La Vie) |
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所在地 | 和歌山県紀の川市粉河455-1 |
電話番号 | 0736-74-3840 |
営業時間 | 9:00~19:00 |
定休日 | 月・火曜 |
駐車場 | あり |
※2024年7月10日現在の情報に基づいています
株式会社 和歌山リビング新聞社 編集部