「めでたいでんしゃ」が発着する南海加太駅から徒歩0分! 駅の真ん前に「En(えん)」が2024年10月12日オープンしました。看板メニューの“うーめん”って一体何なの? 「うまい麺のことだろうか、それとも、うどんの麺なのか」…果たして、正解は?
加太駅前に誕生した
新たなグルメ&お土産スポット
加太駅の真ん前に誕生した「En(えん)」。初めて加太を訪れた人、小中学校や仕事で加太に来る人、そして加太に住む人々など、さまざまな人の縁を繋ぐという意味を込めて名づけられた店名です。
店内からは「めでたいでんしゃ」の発着を見ることができます。
店に入るとすぐにあるのが、10人掛けのテーブル席とお土産コーナー。この大きなテーブルが新たな交流の場になっているのだとか。「観光客と加太地元の人が話すきっかけになっていることが嬉しい」と店主の勝山江梨さんが教えてくれました。
店内の奥は座敷になっていて、4人掛けのテーブルが4つ。冬場には、ここで餅を焼くといった計画もあるそうです。
気になる「うーめん」の正体は!
梅干しとラーメンを掛け合わせて、「うーめん」と名づけたそうです。海外からの観光客が多く、和歌山の特産品を聞かれた際に、初めに思い浮かぶのが梅干し。そしてラーメンは日本のソウルフードとしても親しまれているため、この2つをメインに試行錯誤して完成したのがこちらのラーメンなのです。
店主のご主人さんが根っからのラーメン好きということもあり、美味しいラーメン作りを追及しました。トッピングは和歌山産釜揚げしらすと、低温調理で仕上げた鹿児島県産霧島豚・丹波朝霧鶏のヘルシーチャーシュー。
昆布水に漬け込まれたラーメン。まずはそのまま、とろとろの昆布水の旨みだけで麺をいただきます。厳選した3つの昆布を独自の配合で作った昆布水。少し昆布の量が違うだけでも、とろみや風味が変わるとか。
昆布水は和歌山ではあまり馴染みがないですが、関東では2年ほど前から昆布水のラーメンが流行っているそうです。
次に炭塩を麺にまぶしていただきます。
昆布の旨みをさらに引き出します。とてもシンプルなんですが、奥深い味わいがありました。
次に梅干しのペーストをまぜていただきます。『てらがき農園』(和歌山県みなべ町)の無農薬の梅を使用。「こちらの梅干し農園さんは、ご縁から紹介いただいて提供できるようになったんです」と話す店主。「たくさんのご縁からお店が成り立っていることが嬉しい」と教えてくれました。
釜揚げしらすと一緒に食べると、これまた違った味にビックリ。さっぱりとした中に梅の酸味としらすの塩味がよく合います。
最後に、つけ汁でいただきます。昆布水は冷たかったのですが、こちらのつけ汁は温かく、鰹と昆布がパンチのある味わいに。
「ラーメンよりもうどんの方が、子どもの頃によく食べていたので、ホッとするのはうどんのだし。ラーメンを食べると胃もたれしてしまうこともあり、老若男女問わず食べられるつけ汁を目指して作りました」と店主。 化学調味料を使用せず、胃もたれしない和風醬油ベースになっています。
見た目は多いかなと思ったのですが、4回も味変ができて、ぺろりと完食してしまいました。
どんぶりなら
こちらもオススメ
しらすめしを加太で食べられるお店は何店舗かありますが、「そぼろめしはここだけです!」という案内で、そぼろめしを注文しました。
輝く卵黄は、和歌山県産「青空たまご」を使用。新鮮な丹波朝霧鶏のひき肉を粗めに刻んだ生姜とともに、オリジナル醤油だしで煮詰めた自慢の逸品です。
濃厚な卵とからめていただきます。しっかりとした醤油だしに生姜のアクセントがたまりません。そんなに生姜の味が強くないので、お子さんも食べられると思います。
縁を繋ぐ、人を繋ぐ
長年加太でお店を営んでいたという店主のお母さまの釘貫逸子さんと、店主の勝山江梨さん。
暖簾の端と端の線の部分を持って「ご縁が繋がる、人が繋がる」という意味を込めて、登場してくれました。暖簾が新たなフォトスポットとなりそうですね。ぜひ行かれた際は、こちらで、お写真も撮ってみてくださいね。
今回はご紹介できませんでしたが、ドリンクだけのお客さんも多いのだとか。
「中には1日に2回来店して、行きにランチをして帰りにドリンクを飲んで帰るお客様もおられます。観光した感想を話してくださり、ふらっと寄ってもらえたら嬉しいですね」と店主。
夜も雰囲気がよく、今後は夜営業や1日だけの特別メニューの販売なども企画中。お店の最新情報はインスタグラムで発信しています。 新感覚ラーメン「うーめん」を味わいに、『En』に行ってみてください。
お店専用の駐車場は無いので、南海加太線の「めでたいでんしゃ」で!
名称 | En(えん) |
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所在地 | 和歌山県和歌山市加太1023-1 |
電話番号 | なし |
営業時間 | 10:00〜18:00 |
定休日 | 水曜 |
@en.kadaekimae |
和歌山市移住3年目。2人の子どもと共に和歌山の魅力を発見中。子連れ目線で発信をしています。新たな出逢いに日々ワクワクしています。