廃校になった旧由良町立白崎小学校を活用し、地元食材を生かした食事を楽しめる『和洋食堂しらしょう」が2024年4月2日にオープンしました。話題のスーパーフード「アカモク」、由良町内や和歌山県産の食材を使った、お得過ぎる「日替わり定食」をいただいてきました。
日本のエーゲ海と称される
「白崎海岸」のすぐ近く
真っ白な石灰岩と紺碧の海、異国のような景色が見られる「白崎海洋公園」から車で約5分の場所に『和洋食堂しらしょう』はあります。
校門から入り、運動場跡が駐車場になっています。
校舎はそのまんま。下駄箱スペースの玄関を通り、中へ。
盛りだくさんなメニュー
メニューを見て選んだら、まずは会計。給食のようにセルフサービスで。
由良のお母さんのやさしい笑顔と共に、料理が提供されます。
10月にリニューアルされた
超お得な「日替わり定食」
地元由良産や和歌山の食材がふんだんに使われています。新鮮で身体に良い食材ばかりで構成。自家製タレに漬け込んだ手作り唐揚げ、那智勝浦直送のマグロを使ったマグロカツには、和歌山らしく梅ソースが添えられています。
そして由良といえば「衣奈のわかめ」。私もいつも使わせていただいていますが、肉厚でわかめの味がしっかりしていて本当に美味しいですよ。味噌汁には、もちろん衣奈のわかめが使われています。
小鉢には、地元由良で採れた「しらす」や、スーパーフード「アカモク」など。その時によって変わる刺身(この日はカツオでした)も付いた、とてもお得な定食です。
途中で、ごはんの上にアカモクとしらすをのせ、玉子をトッピング「あかもく・しらす丼」の出来上がり!
由良の海に自生するアカモクは、漁船のスクリューに巻きつき、処理が厄介な邪魔者でした。ところが、その邪魔者扱いされていたアカモクが、健康や美容に良い成分を豊富に含む「海のスーパーフード」だと判明し、由良町の新たな水産資源として生まれ変わることになったのです。廃校を利用した『しらしょう』でいただけるとは、なんだか感動してしまいます。
窓から遊具を眺めながらの食事は、子どもの頃の楽しい給食の時間を思い出します。
由良町産の採れたて野菜や米やわかめ、アカモクや干物など、地元の特産品やお土産なども販売しています。
夕陽に照らされる白崎海岸
ゆっくりランチを楽しみ、遊具やベンチでのんびり過ごしたあとは、白崎海岸まで足を伸ばし、美しい夕陽に癒されるのもおすすめです。
由良の海で厄介者扱いされていたスーパーフード「アカモク」と、役割を終えた小学校。どちらもその価値に気付き、視点を変えたからこそ、復活と再生されたもの。これからの時代に必要なことを『和洋食堂しらしょう』は私たちに教えてくれている気がしました。
名称 | 和洋食堂 しらしょう |
---|---|
所在地 | 和歌山県日高郡由良町大引64(旧白崎小学校) |
電話番号 | 0738ー65ー1123 |
営業時間 | 10:00〜16:00 ※ランチタイム11:00〜15:00(OS14:30) |
定休日 | 火曜 |
駐車場 | あり |
@shirashow |
和歌山の真ん中に住む、身体に良いことが大好きな生粋の和歌山県人。古いモノや古いモノに新しい風を吹き込んだお店が得意分野。ニッチな目線でこだわりの場所や人を紹介します。年間100泉が目標の温泉偏愛者。好きな言葉は、「源泉かけ流し」湯治文化を再生させるのが夢。