なんともユーモラスな道路橋「かえる橋」から車で5分ほど。阪和自動車道印南(いなみ)インターチェンジの近くにある『ごはんとちょい飲み さんせ』。お昼は、どれにしようか迷ってしまうランチメニュー、夜は居酒屋料理が楽しめます。今回は、とっておきのおすすめランチを紹介しましょう。
目次
店名の「さんせ」ってどういう意味?
JR印南駅の近くに架かる「かえる橋」からは車で約5分、2023年11月29年にオープンした『ごはんとちょい飲み さんせ』。
店名である「さんせ」とは、日高地方の方言で「〜しなさい」という意味。「そこへ座らんせ」「これ、食べさんせ」などという使い方をします。
店主の高木慧さんが、以前の職場である田辺の居酒屋で、「〜さんせ」を使ったところ、「それ、どうゆう意味なん?」と聞かれたとか。同じ和歌山でありながら、しかもそんなに遠くない田辺でも伝わらない方言だと知り、これは面白いと「さんせ」をそのまま店名に。
目を引くロゴは、高木さんが自身の似顔絵を描いたものを、友人のデザイナーさんが手を加えて出来たもの。
とろとろオムライスをご賞味あれ!
『さんせ』さんのインスタには、とろとろオムライスを作る動画が投稿されています。
このオムライスをぜひとも紹介したい!と思い、今回いただいてきました。
見た目からも伝わるふわふわオムライス。いったい卵を何個使っているのだろう?と考えてしまうほどのインパクト大のオムライスです。
なんとも美しいオムライスですね。一見、王道のオムライスのように見えるのですが、よく見ると、一般的なオムライスのように卵が巻かれているのではなく、大きなオムレツがケチャップライスの上に乗っているのがわかるでしょうか?
ここから、お待ちかねの「とろとろオムライス」ご開帳の儀式です! ナイフで真ん中に切れ目を入れ…
オープン! ジャーーン! 半熟卵のとろとろオムライスのお目見えです‼ ふわとろ食感のオムライスは、クセになる美味しさでリピート間違いなし!
大人気メニュー
「カニクリームコロッケ定食」
自分で作るのが難しい料理ランキングがあれば、上位に来ると思われるカニクリームコロッケ。『さんせ』の人気メニューです。ベシャメルソースとカニの風味、とろとろの生地とサクサクの衣の食感が大満足の一品です。
こだわりの自家製デミグラスソースがたっぷり。
クリーミーな生地とカニの組み合わせが最高です。
ソースは、トマトソースか、デミグラスソースから選ぶことができます。
どれも魅力的なメニュー
豊富なトッピングで自由に組み合わせ
メニュー表を見ると「チキン南蛮定食」や「メンチカツ定食」などがあって定食屋さんのようですが、本格的な洋食がいただけるのも『さんせ』の大きな魅力です。
デミグラスソースだけではなく、タルタルソース、トマトソースも、手作りにこだわった自家製。本格的な洋食が提供できるのは、店主の高木さんが、東京の洋食屋さんで長年勤めていた経験があるからこそ。
あまりにも魅力的なランチタイムメニューを見るにつれ、迷いに迷って選べない!でもご安心ください、『さんせ』には、トッピングという裏技的な方法があります。
例えば、紹介した「とろとろオムライス」だけでなく、「カニクリームコロッケ」を1個だけ食べたいなぁという欲張りさんにも対応OK。「とろとろオムライスにカニクリームコロッケ1個トッピングで!」とオーダーしてくださいね。エビフライや煮込みハンバーグまで、すべてのメニューにトッピングできますよ。
清潔感と居心地の良さがあふれる店内
小上がりのフローリングに配されたテーブル席。靴を履いたまま上がれるので、ブーツでも心配なく。
奥のテーブル席は貸し切り利用も可能です。
厚みのある1枚板のカウンターは、鮨屋さんだった時代の名残。前店主の想い入れがあるカウンターなので、引き継いで使っています。お1人さまも、こちらで気兼ねなく。
「もうすぐ開店1周年。飽きられないように、美味しい料理と楽しんでいただける時間をこれからも提供していきたい」と高木さんは話してくれました。
地元への想いや、たくさんの方々に支えられて来た『さんせ』で、「まあ、ゆっくりしていかんせ」。
名称 | ごはんとちょい飲み さんせ(SANSE) |
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所在地 | 和歌山県日高郡印南町山口46−1 |
電話番号 | 090-7420-6919 |
営業時間 | 11:00〜14:00(OS13:30)、 17:00〜22:00(OS21:30) |
定休日 | 水曜、不定休(インスタグラムで告知) |
駐車場 | あり |
@gohan_choinomi_sanse |
和歌山の真ん中に住む、身体に良いことが大好きな生粋の和歌山県人。古いモノや古いモノに新しい風を吹き込んだお店が得意分野。ニッチな目線でこだわりの場所や人を紹介します。年間100泉が目標の温泉偏愛者。好きな言葉は、「源泉かけ流し」湯治文化を再生させるのが夢。