希少なハチミツのスイーツに感動！「喫茶ミツバチ」は早くもリピーター続出【和歌山市】

ユニークな店名の由来は？

ひときわ目立つオレンジの建物。レトロな造りなので「老舗の喫茶店なのかな？」と思ってしまいます。まず、お店の名前がとてもチャーミングと思い、由来について聞いてみました。

実はオーナーさんは、有田の山頂でニホンミツバチの養蜂もしています。日本で流通しているハチミツのわずか0.06％ほどしかない、ニホンミツバチのハチミツ。そんな貴重なハチミツを素材にしたメニューを提供することになったので、「喫茶ミツバチ」と名づけられたそうです。 老若男女に親しまれやすい名前でもありますね。

お店に入ると、レトロな雰囲気がたっぷりで、まるで昭和に戻ったかのような空間。これには、オーナーのこだわりがありました。

「この辺りで、ちょっとお茶のできる場所がないのよね」と話す地域住民の声に、倉庫として使っていた建物で始めたのがこの喫茶店。「地域の方に気軽に使ってほしいので、どんな世代にも落ち着ける空間を目指してアンティークな造りにしました」とのこと。

カウンター席に使われている台は、オーナーの祖父母が長年営んでいた仕立て屋さんの作業台。そちらを受け継いで、カウンターテーブルへと生まれ変わりました。

「たくさんの想いのつまった台が日の目を見るようになったことが、とても感慨深い」と話します。お店は新しくオープンしたばかりですが、店内のテーブルや椅子などは長年使われていたものが多く、懐かしさを感じます。

驚きのボリューム満点モーニングセット

朝からこのボリュームで、その日1日がとても頑張れそうです。自家製にこだわったメニューは、ここでしか味わえない逸品。

お客さん声を聞き、卵が目玉焼きからオムレツに変更するなど進化中のモーニングセット。「もしかしたらまた少し変わるかもしれません」と語るオーナー。満足してもらえるものを追求中。

エビフライの仕込みはお店で行い、自家製タルタルソースがとにかく美味しい！

卵に添えられているデミソースも自家製。また、オーナー自身が摘み取ったブルーベリーをジャムにし、ヨーグルトにトッピングしています。とことん自家製にこだわったモーニングは、マンマの愛がたっぷりとつまった優しいセットです。

また、お昼の「エビフライランチ」（1200円）には、エビフライが4尾も！ 他に「カレーランチ」（1200円）、「ミックスランチ」（1480円）があり、今後は「中華丼ランチ」なども考えているとか。

なお、各サービスランチメニュー（ドリンク、プチスイーツ付きで1200円〜1480円）は10食限定。売り切れてしまうこともあるので、早めの来店がベターです。

希少なニホンミツバチの
ハチミツを堪能できるスイーツ

ニホンミツバチのハチミツを、ティースプーン1杯以上も使った『喫茶ミツバチ』が誇るスイーツ。1匹のミツバチが一生で集められるハチミツの量は、ティースプーン1杯ほどなんだとか。

希少なハチミツを食べられるのは、養蜂をしているオーナーの営むカフェならでは。100％純粋で非加熱・未精製のハチミツ。抗酸化・抗炎症作用もあり、”パーフェクトフード”とも称されています。

野生のミツバチなので、どこでどの花から花粉や花蜜を選んできたか分かりません。だから、その時その時でハチミツの色や味に変化があるそうです。

初めて食べた感想は、癖のないあっさりとした甘みと深みに驚きです。ハチミツが苦手という人も、ぜひ試してみてほしいと思います。オーナーのミツバチへの愛を感じられるスイーツ、これは必食！

何度もリピートしたくなる！
オーナーの遊び心

独特な空間を演出している『喫茶ミツバチ』。なんとここは、お手洗いの前のスペース。お手洗いの待ち時間まで楽しくなってしまいます。ここで写真を撮って楽しんでいるお客さんも多いとか。

店内のあちらこちらに飾られている絵は、つい見てしまう個性的なものばかり。「こんな気分のときあるじゃないですか」とオーナーが指さしたのは、女性がソファーに寝転がっている絵。洗濯物が干されている絵など、主婦のみなさんならきっと共感？

ぜひお店で現物を鑑賞してください。今日はどこに座ろうかな、と楽しくなってしまいます。

懐かしい空間の店内で食べる、マンマのごはんと希少なニホンミツバチのハチミツスイーツ。リピーターが多いのも納得です！