和歌山県の清水（有田川町）で遊ぶ・食べる・癒やされる

あらぎ島

日本を代表する美しい棚田

春は水が張られ水鏡、夏は緑のじゅうたん、秋は黄金色、冬は雪が降れば白銀に。日本の棚田百選、国の重要文化的景観に選定。「あらぎ島の米」は数量限定で販売も。

古民家カフェ kado

あらぎ島展望台駐車場目の前で
山椒スイーツ、ドリンク、軽食を

ぶどう山椒の栽培、加工・販売を手掛ける「かんじゃ山椒園」の元スタッフが、あらぎ島展望所駐車場前の実家を改装して、カフェを営業。「あらぎ島を見に来る人にとってほっと落ち着け、地元の魅力を紹介する案内所のような場所に」と。山椒を使ったスイーツやドリンクの他、「花山椒バンズメンチカツバーガー」（1210円）など軽食も提供しています。

「山椒ソフトクリーム」（600円）、「山椒スカッシュ」（700円）。葉山椒のペースト、山椒シロップ、実山椒などを使用。ミカン科の山椒は、かんきつ系の爽やかな風味。

「かんじゃ山椒園」の山椒の加工品や葉山椒、赤しそ、葉肉桂（シナモンリーフ）、ゆずと茶葉をブレンドした「KANJA TEA」なども販売しています。

道の駅 あらぎの里

名物は手作りの豆腐とこんにゃく
山椒ブラザーズが出迎える道の駅

入り口で出迎えてくれるオリジナルキャラクター「山椒ブラザーズ」がちょっぴりシュールな、あらぎ島展望所のほど近くにある道の駅。自家製の「田舎こんにゃく」と手作りの「あらぎ豆腐」が名物で、有田川で獲れる天然鮎、地域の農産物、土産品など産直品が並びます。お母さんたちが作る食堂の郷土料理が美味で、地元民たちも利用しています。

㊧乾燥こんにゃくを麺に練り込んだ「こんにゃくうどん」（650円）。㊤旬の野菜で工夫を凝らした日替わりの「特選あらぎ定食」（800円）は、みそ汁のみそまで手作り。

蔵王橋（ざおうばし）

日本の原風景が広がる
無為自然が魅力の観光集落

有田川の二川ダム上に架かる全長約160mのつり橋。現在は車両通行禁止で歩いて対岸へ。橋の赤と川の緑のコントラストが美しく、春はソメイヨシノが咲き誇り、桜の名所としても知られています。

赤玉

名物わさび寿司にオリジナル香椒麺
地産地消で郷土料理を継承

清水でわさび寿司といえば…の食事処。わさびの葉に包まれた寿司は、わさび酢の酢飯に、具はしめ鯖、鮎の甘露煮とすりおろしわさびの3種。他にも、山菜にアマゴ、鮎、しし肉、ズガニなど、この地でとれる食材が楽しめ、ぶどう山椒を練り込んだオリジナル麺のラーメンやそばも観光客らを喜ばせています。

わさび寿司はテイクアウト、通信販売も。

有田川町ふるさと開発公社

しみず温泉がリニューアル
食事も宿泊もできる“スパリゾート”

歴史ロマンの湯しみず温泉

地域のシンボルとして長年親しまれてきた「しみず温泉健康館」が、2024年7月に「歴史ロマンの湯しみず温泉」にリニューアル。レストラン・物販・宿泊棟「あさぎり」、古民家の宿「やすけ」「左太夫」、コテージ、「オートキャンプ場」「遠井キャンプ場」も同公社が運営。

あさぎり

テーマパークのようなライドやシアターといったアトラクションは皆無ですが、温泉にキャンプ場、グランピング、千枚田、夜空にきらめく無数の星…と、大自然とそれらが生かされた施設が点在していて、集落そのものがレジャーランドのよう。

「あさぎり」では「山椒ペペロンチーノ」（1200円）などの山椒メニューや、「こんにゃく御膳」（2800円、要予約）といったご当地グルメが味わえます。古民家宿泊は団体向け（1軒15～20人まで）、コテージはファミリー向け（1室4～9人）。「あらぎ島の米」（650円）はなくなり次第販売終了。

アミューズメントは伝統工芸に触れられる体験プログラム。「体験交流工房わらし」では、江戸時代から伝わる紀州手すき和紙「保田紙」の紙すき（約５分４００円）やうちわ作り（約45分８００円）、あんどん作り（約60分１０００円）、「木工等体験センター」では、竹トンボやペン立てなど紀州材の間伐材を利用した木工品の製作（５００円～）が楽しめます（要予約・詳細は清水行政局のホームページ参照）。

W.A.S.River side nature terrace
(ワズリバーサイド　ネイチャーテラス）

雨でも平気 ！ 全天候型のキャンプ場
愛犬とグランピング、コテージ、BBQ

「道の駅しみず」に併設された「ふれあいの丘」がリニューアルされ、全天候型のキャンプ＆バーベキュー施設に。グランピング、コテージ、区画・オートサイトのキャンプ場、全てのエリアに屋根があり、ワンちゃんと一緒に宿泊できる部屋・スペースも用意されています。ペダルカートのサーキット、夏場はプールも利用可。日帰りバーベキューもOK。

「星降るテラスコテージ」は五右衛門風呂完備で、４棟のうち１棟がテントサウナ付きのスイートコテージ。1泊1室4万4000円から（4人まで）。ワンちゃん対応は2棟（1室2頭まで小型犬2200円から）。

「星降るテラスグランピングドーム」は3棟それぞれにドッグラン完備。テラスの1階はバーベキュー、2階は星空観察スペース。1泊1室3万3000円から（4人まで、犬は2頭まで小型犬2200円から）。ドッグランにテントを張るのも可。

もともとテニスコートだった「ふれあいドーム」が全天候型の「リバーサイドキャンプ場」に。ウッドデッキ付きのサイトが9区画、ワンちゃんノーリードサイトが2区画。フリーサイト6区画。4400円から（犬500円）。

※掲載の情報は「LiSM2024年12月号」（和歌山リビング新聞社発行）を元にしており、2024年11月中旬確認のデータになります