ひとり飲みが大好きな和歌山在住のオッサン女子が、朝からガチ飲み。和歌山で昼から飲めるお店って少ないけど、和歌山市、岩出市、海南市の気になる昼酒場を5軒はしごしてきました。
目次
朝からご機嫌さんに!
スタンド宮本(岩出市)
岩出市で朝9:00から飲めるお店があると聞きつけて、行ってきました「スタンド宮本」。
こちらのお店、営業時間は9:00~18:00なのに、喫茶店でもめし屋でもなく、飲み屋さんなんです。短冊メニューを見てお分かりかと思いますが、ランチメニューはなく、お酒に合うアテのオンパレード。
さっそくかんぱ~い! 生ビールは黒ラベル(530円)、瓶ビールは赤星の大瓶(750円)という、ビール党の私が大好きな銘柄。
日本酒は平和酒造の「紀土」、初桜酒造の「初桜」、中野BCの「超牛」、名手酒造の「黒牛」など地元和歌山の銘酒がそろっています(1杯500円~)。
店主の宮本博之さん。おばさんが和歌山市松島で「デリカ宮本」というお店をされていて、そこで教わった「焼きとり」(1本180円、注文は2本から)が名物。遠赤外線で調理された鶏肉は、ふっくらやわらか。
「チキンボール」(2本380円)もおばさん仕込み。「つくね」とはまた違った食感と味わいで、ビールに合うわ~。
「牛もつ煮込み」(680円)もビール泥棒。まだ朝なのでスローピッチを心掛けていたのですが、気が付いたらグラスが空いてしまっていまして…。はい、もう1本! 個人的には、「もはやカレーコロッケ」(330円)が気に入りました。中味はルーと福神漬けというその名の通り「もはやカレー」のコロッケです(笑)。
名称 | スタンド宮本 |
---|---|
所在地 | 和歌山県岩出市森107-3 プラザ森 |
電話番号 | 0736-88-0617 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 火・水曜 |
駐車場 | あり |
@stand_miyamoto |
大人の駄菓子飲み!
駄菓子屋居酒屋 神野商店
(和歌山市)
お昼時にやってきたのは、七曲市場内の「駄菓子屋居酒屋 神野商店」。
店主の平山勝也さんは、大おばの駄菓子屋を復活させ、お酒が好きなので居酒屋要素をプラスさせたそう。その発想、ステキ! 下校後の子どもたちでにぎわう前に、駄菓子飲みという大人の時間を楽しみます。
こちら、駄菓子屋さんではありますが、提供するお酒がBARレベルなんです。生ビールは、「神泡超達人のマスターズドリーム」(700円)で、サーバーから注ぐ前にこの工程。「ジンソーダ」(650円)も氷と炭酸水にこだわっていて、ものが違います。
まさか「たこせん」(250円)でビールを飲む日が来るだなんて…。奥にあるのは、みんな大好き「うまい棒(めんたい味)」が薄焼き卵で包まれた「うまい棒ロール」(200円)。他にもいろいろ駄菓子アレンジメニューがあります。
もちろん、店内の駄菓子をつまみにすることもOK。18:00以降はチャージ料金(500円)+1ドリンクで、50円以下の駄菓子が食べ放題に。
これらは、私セレクトのビールに合う駄菓子たち。
七曲市場で仕入れる刺し身やおでん(150円~)など、居酒屋メニューもそろっています。
名称 | 駄菓子屋居酒屋 神野商店 |
---|---|
所在地 | 和歌山県和歌山市植松丁60 七曲市場内 |
電話番号 | なし |
営業時間 | 12:00~23:00(土・日曜は10:00から) |
定休日 | 火曜 |
駐車場 | あり |
@konosyouten.dagashi |
酒も肴も安く人情も!
角打ち奥野酒店(海南市)
続いてお邪魔したのは、海南駅からギリ徒歩圏内、海南ノビノス近くの角打ち「奥野酒店」。
ここも噂はかねがね耳にしておりまして。ぜひとも行ってみたかったところ。ただ、私、ビールは底なしに飲めますが、日本酒は一瞬にして千鳥足になってしまうので。立ち飲みで他人様に迷惑がかからぬよう少々控えめに…。
「奥野酒店」は酒屋さんなので、一升瓶や四合瓶を購入して店内で飲むのがお得なのですが…。
あまり日本酒には詳しくないので、「キリっと辛口」とオーダーして、グラスに注いでもらいました(100ml330~380円)。
「これ、スルスルと飲めてしまう危険なヤツ」という私たちの会話に、「日本酒は全部そう。だから、やわらぎ水と一緒に飲むんだよ」と奥野さん。
おつまみは99円~550円くらい。全部、利き酒師の店主が手作りされています(時に奥さんお手製も)。家庭的な味で、まぁどのつまみも日本酒によく合うこと合うこと。参りました~。
ちなみに、奥野さんに推しを聞くと、「酔鯨」と「純米吟醸鯨えびす」と。同店は高知県の「酔鯨酒造」の特約店で、和歌山県内で唯一「酔鯨」を取り扱っています。尾﨑酒造の「鯨えびす」は安いのに旨い!と太鼓判。あっ、クジラつながり~(笑)。
お店の看板犬ならぬ「キャバ犬」のヒナちゃん。人懐っこくて癒やされました。
名称 | 奥野酒店 |
---|---|
所在地 | 和歌山県海南市日方1289-71 |
電話番号 | 073-482-7703 |
営業時間 | 12:00~20:00 |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | あり |
小鉢でちょいつま飲み!
スルガマチ61(和歌山市)
昼下がり、14:00から営業の「スルガマチ61」で、ティータイムならぬドリンキングタイム。
ここは、お料理上手な酒飲みマスターのおばんざいをちょこちょこつまみながら、気が付いたらビール、日本酒、ワイン、サワー…のちゃんぽんコースに要注意。丁寧に手仕事が施されたおつまみは、なんにでも合うんですよね~。
かつお節や昆布など、だしの素材にこだわり、野菜もできる限り和歌山県産の地もので作られた「本日のおばんざい」(300円~)。ちょこちょこつまみながら、これだけで何時間も飲めてしまいます。
刺し身や焼き物、揚物、パスタ、ごはん類とおばんざい以外のメニューも多彩。「さば塩干し」(750円)と「マグロ山いも」(500円)のお供はやっぱ日本酒かな~と思っていたところ…。
はい。おすすめの日本酒が出てきました。店主・田村浩光さんはお酒にもめっちゃ詳しくて、アルコールのラインアップがすごい! 生ビールだけでも「琥珀」「マルエフ」「一番搾り」と3種類そろっています。
このとき飲んだ日本酒は、新潟県の越銘醸の「山城屋」(1杯780円)。「大人のポカリもどうぞ~」って、和歌山県産レモンの酎ハイ(500円)も飲んだっけな~。
実は、この辺りから結構できあがってきまして…。写真が減り、記憶も薄れてきました。すみません。
名称 | 珈琲★食事 スルガマチ61 |
---|---|
所在地 | 和歌山県和歌山市駿河町61 |
電話番号 | 073-499-7077 |
営業時間 | 14:00~22:00(祝日は21:00まで) ※営業時間は前後する場合あり |
定休日 | 日曜 |
@surugamachi61 |
安・旨・早は立ち飲みの醍醐味!
ともぞう鈴丸本店(和歌山市)
飲み友のおっちゃんが、「最近はもっぱらともぞうでハッピーアワー」というので、いざ「ともぞう鈴丸本店」へ。
17:00の開店時間にちょい出遅れてしまい、ほぼ満席でした。ハッピーアワーは開店から1時間。生ビール・ハイボール・チューハイが200円。コンビニで缶ビールを買うより安い!
さすがに5軒目で、もうお腹ちゃぷんちゃぷん。「でも、私、ビールは別腹なんですよね~」なんて会話をしながら、今日何杯目のビールだろう…。
おつまみは200円代から。お酒に合うアテをできるだけ安く、いつきても飽きないようにとフードメニューがコロコロ変更するのも同店の特徴。漁港、市場、畑直送の新鮮な食材が使われ、炭火で焼く串物や揚げ物、煮込み、刺し身にジビエ料理まで、メニューはめっちゃ豊富。
量もいい感じで、おひとりさまでも何品かつまみながら飲めます。私が来店したときにはまだなかったのですが、ドリンク1杯+本日のおつまみ3種の「ともぞう弟セット」(1000円)なんてのもメニューに加わったようです。
お店の方は、「一人で来ても飲み仲間。従業員もお客さんもみんな友達になって楽しく飲んでほしいから“ともぞう”」と。鈴丸本店は2024年5月にオープン。2024年11月に東口店が開業し、2025年2月には鈴丸店の2階に創作料理とカラオケが楽しめる「VEROVEROBAR」もできるそうで…。楽しみです。
以上、朝から夕方まで5軒はしご酒のレポートでした(ハンドルキーパーさんありがとう)。それにしてもよく飲んだな~。でも、ご安心ください、思ったより正気で帰宅しましたので。
名称 | 立ち呑み屋 ともぞう 鈴丸本店 |
---|---|
所在地 | 和歌山県和歌山市北新5-30-2 1階 |
電話番号 | 070-9100-1745 |
営業時間 | 17:00~22:30(OS22:30) ※土・日曜、祝日は16:00から |
定休日 | 不定休 |
@tomozo_wakayama_suzumaru |
記者・ライター・編集者歴21年。硬派な記事も軟派な原稿も書きこなせるけれど、偏食家のためグルメレポは結構ツライ。ちょっと変わり物なので、独特の視点で表現するとよく言われ、その個性は大事にしつつ、正確な情報を伝えます。ビールが好き、韓国が好き!