HOME 観光・おでかけ 半球状のたこ焼きの謎を解く旅【連載★マエオカテツヤの旅々お邪魔します vol.3】
笑ちゃん

半球状のたこ焼きの謎を解く旅【連載★マエオカテツヤの旅々お邪魔します vol.3】

公開日 2025.02.18

和歌山市生まれの漫画家・マエオカテツヤ氏が、和歌山県内で出逢った味わい深い人や忘れられないスポットを、絵と写真と文章で綴っていくディープな連載「マエオカテツヤの旅々お邪魔します」。第3回は、半円のたこ焼きを求めて岩出市へ…

確かにあった「半円のたこ焼き」

Vol.2で湯浅町のたこ焼き屋「ごんため」を話題に出しましたが、読者の方から「たこ焼きは丸いのが当たり前だけど、子どもの頃は半円のたこ焼きもあった」とのお便りが届きました。

確かに、大型スーパーの飲食コーナーで “半球状”のたこ焼きが売られていましたね。お便りには「あの形には理由があるのか?」とも書かれていたので、気になって調べることに。

そうすると、今も半球状のたこ焼きを提供する店を発見。さっそく岩出市の『笑ちゃん』へ足を運びました。

あの「ハニーショップ」が
『笑ちゃん』になっていた

入店すると、ソースのええ香りが…。不躾にも厨房を覗き込むと…あった! 半球状に焼き上がるたこ焼きの鉄板。今まさに、たこ焼きを焼いています。

『笑ちゃん』の歴史が興味深い。1976年、海南駅前に開業した大型ショッピングセンター「ココ」とともに『ハニーショップ』の店名で創業。数年後には、岩出市の「ニチイ」にも出店。その後「ニチイ」は「サティ」、やがて「オークワ・ミレニアシティ」となります。「ココ」も「ミレニアシティ」も閉業してしまい、独立して『笑ちゃん』をオープンさせたそうです。

当時を語る店主に、なぜたこ焼きが半球なのか?を質問。「これやったら、くるくる回さいでええやろ。技術がいらなして(笑)」。

答えは、ひっきりなしに訪れるお客さんに対応するために考えられた鉄板のせいだったのです。

たこ焼き(10個500円~)

いざ、実食! 懐かしい…。子どもの頃に食べた味がそこにあった。半球状のたこ焼き。味はもちろん、半球じゃなくて◯(丸)ですよ!

他にも「焼きそば」「おでん」があり、あったかい笑顔で出迎えてくれる店主&スタッフに心癒されます。昭和から続く“おふくろの味”をぜひ。

名称 笑ちゃん
所在地 和歌山県岩出市中迫556-1 地図
電話番号 0736-63-6788
営業時間 11:30~19:00くらい
定休日 不定休
駐車場 あり

マエオカテツヤ●1967年和歌山市生まれの漫画家。現在、テレビやラジオで活躍しながら、大阪アニメ、声優&eスポーツ専門学校の特別講師を務める。

※掲載の情報は「LiSM2024年12月号」(和歌山リビング新聞社発行)を元にしています