
グリーンのタイルとロマンティックな装飾が目を引く「純喫茶ヒスイ」。2019年に閉店した同店ですが、ひそかに復活オープンを果たしています。昭和の趣が色濃く残るレトロ喫茶で、非日常なひとときを堪能しませんか。
グリーンのタイルが目印
1964年創業の老舗喫茶


ぶらくり丁商店街のすぐそばに佇む、クラシカルな外観がすてきな「純喫茶ヒスイ」。1964年の創業以来、建物や装飾はほぼそのままで、県内屈指のゴージャスさです。元々は「VAN」という喫茶店を営んでいた創業者・髙木淳彰(ただあき)さんが、大阪で出合った“西洋的で豪華絢爛な喫茶店”に心奪われ、「自分もこんな喫茶店を営みたい」と改築し、現在の「ヒスイ」が誕生。

長年、髙木さん夫妻が営んでいた「純喫茶ヒスイ」ですが、2019年に惜しまれながらも閉店。しかし、「この店をなくすのはもったいない!」と、娘さん夫妻が2024年5月に土・日・月曜限定で復活オープンを果たしました!
メニューもレトロ感満載

オーナーにおすすめメニューは?と尋ねると、「ピンソですね」と。ピンソは、ピーチソーダの上にバニラアイスとさくらんぼがのったドリンクで、ピンクソーダの略。創業から続く看板ドリンクで、空間ともベストマッチ!



その他、「トースト」などの軽食類やスイーツもそろいます。
クラシカルでロマンティック
お城のような店内


純喫茶ヒスイを語る上でハズせないのが、ゴージャズな店内。創業者がこだわり抜いた設計・装飾は今も健在で、写真に収めたくなる素敵な空間です。吹き抜けになっている高い天井には、きらびやかなシャンデリアが吊り下がり、まるでお城のよう…。

飲食スペースは1階のみですが、見学だけなら2階に上がってもOK。1階にはボックス席もありますよ。



真っ赤な絨毯や壁紙、パーテーション、オブジェなど、クラシックかつロマンティックな装飾が随所に。細部にまで趣向が凝らされ、360度どこを見ても絵になります。
唯一無二の空間で
非日常なひとときを

“H”のロゴマークがキュートな、開業当初使われていたコーヒーカップ。現在はオブジェとして、大切に飾られています。一朝一夕では生まれない渋みのある雰囲気は、唯一無二。2代にわたって守り継がれる、古き良き名店に非日常なひとときを堪能しに訪れてみませんか。
名称 | 純喫茶ヒスイ |
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所在地 | 和歌山県和歌山市中ノ店9 ![]() |
営業時間 | 11:00~17:00(OS16:30) |
定休日 | 火~金曜 |
@hisui1964 |



和歌山県出身、スイーツをこよなく愛する編集者&ライター。おやつとそのお供・コーヒー&お茶の紹介はお任せあれ! 現代アートや韓国コスメ、ファッションも大好き。