
JR紀三井寺駅の近くにある「庭のパン屋さん」(2024年12月末より休業)を間借りして、2025年3月1日から2026年2月末(予定)まで1年間の期間限定で洋菓子屋「お菓色(おかしき)」がオープン。同店ではパティシエの店主が手掛けたこだわりのシュークリームや焼き菓子を購入することができます。天気のいい日には、緑豊かなお庭で購入したお菓子をいただくのも素敵。
「庭のパン屋さん」を間借りして
1年間限定のお店をオープン

JR紀三井寺駅の東口から歩いて徒歩1分、「営業中」の看板を目印に小道を進んでいくと、そこに広がるのは緑が生い茂る“秘密の隠れ家”。

ここは2024年12月末から休業中の「庭のパン屋さん」を間借りし、1年という期間限定で営む洋菓子屋「お菓色(おかしき)」。
店主の山戸東(さんどひがし)祐弥さんは、パティシエとして地元の和歌山だけでなく他府県でも経験を積み、いつかは自分のお店を開きたいと思っていたそうです。そんな折、休業が決まった庭のパン屋さんのオーナーに「自分のお店を持ちたいという夢を応援したい」と声を掛けられ、2026年2月末までの期間限定で同店をオープンしました。

店内には山戸東さん自慢の焼き菓子がズラリと並びます。砂糖は自然な甘さのきび砂糖を使用したり、食材を選定する時にはできるだけ和歌山県産の食材を選ぶなど、一つひとつの食材を吟味。


それぞれのお菓子にそれぞれのこだわりがあり、手間と愛情をかけて作り上げています。
こだわりがキラリと光る
お菓色人気のお菓子をご紹介

シュークリームをはじめとする、同店の人気商品をいただきました。

同店の「シュークリーム」はクッキーシュー。全粒粉を使用することで、ザクザクとした心地の良い食感を出すのがこだわりです。シュー生地に包まれたカスタードクリームにはきび砂糖を使用し、優しいながらもコクのある甘み。ザクッとしたシュー生地の香ばしさと、たっぷりのカスタードクリームがとろりと溢れだす幸せを感じて。

「はちみつフィナンシェ」(写真右)は海南市の西村養蜂所のはちみつを使用しており、まろやかな甘みに仕上がっています。しっとりとした食感で口の中でほろけます。
フランスのブルターニュ地方で古くから親しまれてきた焼き菓子「ガレットブルトンヌ」は、ラム酒と塩がアクセントになっており、甘じょっぱさがちょっぴりクセになる逸品。本場ではゲランドの塩を使用するそうですが、同店では熊野の塩を使用し“和歌山仕様”に。
晴れた日にはお庭で自慢のお菓子を

晴れた日には庭のパン屋さん同様、テラス席で購入した商品をいただくことができます。お庭はまるでイングリッシュガーデンのよう。
「奥まった場所にあって“秘密の隠れ家”のようですが、気兼ねなくお越しください。お庭も自然がたっぷりなので、緑に癒されながらゆっくりくつろいでもらえると嬉しいです」と山戸東さん。
曜日によっては「お菓色」さんだけでなく他の店舗も出店することがあるので、詳細はお店のインスタグラムをチェック。
名称 | お菓色(おかしき) |
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所在地 | 和歌山県和歌山市三葛102-1 ![]() |
電話番号 | 073-444-6555 |
営業時間 | 平日11:00~18:00、土・日曜、祝10:00~18:00 |
定休日 | 火・水曜 |
駐車場 | あり |
@okashiki_31 |
和歌山市出身・在住のフリーライター。おいしいものをこよなく愛し、ロカルわかやまではグルメ記事ばかりを担当。生まれ育った和歌山の‟素敵”を、もっと発信していきたいです。多趣味で、カフェ巡り・カメラ・ミニチュアフード作り・読書・映画鑑賞などが好き。