
スパイスフルな和歌山グルメの新店「spice dining LABO(スパイス・ダイニング・ラボ)」。ランチもディナーも、夜カフェもスパイスづくめで、わくわく、ゾクゾク!
お昼はスパイスカレーランチ
夜はお酒に合うスパイス料理

和歌山市十番丁に2025年3月10日にオープンした「spice dining LABO(スパイス・ダイニング・ラボ)」。 和歌山県内で数々の飲食店を手がけるプロデューサー兼料理人の濱慶太郎さんが新たに立ち上げたグルメ店です。
場所は、和歌山城の北西の居酒屋やホルモン屋、イタリア料理店など、比較的飲食店が集積しているエリアで、お昼はスパイスカレーランチ、夜はお酒に合う多国籍なスパイス料理、金・土曜はチャイとスイーツや軽食で夜カフェも楽しめます。
ランチはスパイスカレーが4種類

ランチタイムは、4種類のカレーを提供。定番の「スパイスチキンカレー」(1100円)は、水を加えず、ヨーグルトと野菜から出る水分だけで仕上げられたルーには、スパイスの風味と鶏肉のうま味が溶け込んでいます。辛さレベルは3と表記されていますが、辛さは控えめ、スパイスラックに用意されている「クミン」「カイエンペッパー」「コリアンダー」「カルダモン」などで、風味も辛みも自分好みに調整できます。
他、スパイスカレーはひき肉と根菜の食感が楽しい「根菜キーマカレー」(1200円・辛さレベル2)、青唐辛子とココナッツ、魚介のうま味が合わさった「シーフードグリーンカレー」(1300円・辛さレベル4)。牛モモ肉と牛すじをじっくり煮込んだ「ビーフ欧風カレー」(1300円・辛さレベル1)は、コクと深みのある日本式のカレーです。
ディナーは多国籍なメニューが多彩

夜は本日のおすすめに前菜から、サラダ、スープ、肉料理まで、スパイスを効かせた「創作おつまみ」がずらり。メニューには、これまで聞いたことも食べたこともないような料理名が並んでいますが、濱さんの長年の調理経験に、最近興味を持って研究中というスパイスの知識が加わり、目で楽しみ、舌で味わい、香りに酔う…、五感が満足する品々ばかりです。
写真は、「海老とパクチーの生春巻き」(880円)。エビ、パクチー、スパイスサラダチキン、野菜のアチャール(スパイス風味のピクルス)が、ライスペーパーで包まれています。

「しび辛山椒とうふ」(500円)は、山椒の“しび”が強め、“辛”はほどほど。口に含んだ時の鼻に抜ける香りがヤミツキになり、一口サイズの豆腐はパクパクっと一瞬でなくなってしまいました。

ペースト状のひよこ豆にキーマカレーのひき肉が加えられ、クミンなどのスパイスで風味付けされた「ひよこ豆の中東風コロッケ」(650円)。パクリと頬張ると、「あっ、中東の味がする!」っていう味わい(笑)。おいしいですよ~。

「八角香る豚の角煮」(900円)は、台湾の屋台グルメの代表格「魯肉飯(ルーローハン)」と日本の「豚の角煮」がミックスされたような一品。好き嫌いがはっきりと分かれる中華系ミックススパイス「五香粉(ウーシャンフェン)」は使わずに、和風だしで甘辛くトロトロに煮込まれた豚肉に八角の独特な甘くスパイシーな香りが食欲をそそります。


アルコールも「クラフトスパイスソーダ」(500円)や「カルダモン焼酎」(500円)、「クミン梅酒」(600円)など、スパイスリキュールが勢ぞろい。夜もスパイスカレーが食べられるので、残業終わりの夜ごはん利用もできます。
金・土曜は深夜2:00まで
夜カフェ&バー営業

店内はスパイスの香りがふわ~と漂い、2階席もあって、ゆっくりくつろげます。金・土曜は深夜2:00まで夜カフェ&バーとして営業していて、アルコール、ソフトドリンク、軽食、スイーツを提供。スイーツにもさりげなくスパイスを使っていて、〆スイーツか〆カレーか悩みますね。



濱さん自身が、体調を整える身近な存在として“スパイス生活”を楽しんでいて、「体が喜ぶスパイスをもっと日常的に」という思いで「スパイスダイニング」を始められたそう。めずらしい料理ではありますが、決して“とがった味”ではなく、辛味や風味は誰もが食べやすいように調整されているので、ぜひぜひ味わってほしいです。
名称 | spice dining LABO |
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所在地 | 和歌山県和歌山市十番丁48-1 ![]() |
電話番号 | 050-8884-8465 |
営業時間 | 11:30〜14:30(OS14:00)、17:00〜22:00(OS21:30) ※金・土曜は夜CAFE&BAR21:30~翌2:00 |
定休日 | 日・月曜 |
@spice.dining.labo |
記者・ライター・編集者歴21年。硬派な記事も軟派な原稿も書きこなせるけれど、偏食家のためグルメレポは結構ツライ。ちょっと変わり物なので、独特の視点で表現するとよく言われ、その個性は大事にしつつ、正確な情報を伝えます。ビールが好き、韓国が好き!