
和歌浦で親しまれていた「服部食堂」が、和歌山市西高松に移転リニューアルオープン。移転後はイートインスペースも新設され、よりゆったりと“おばんざい”を楽しめる「おうちごはん 服部食堂」へと生まれ変わりました。料理担当のお母さんと素敵な笑顔でお客さんを出迎える娘さん。友達や家族とでも、1人で訪れても居心地の良いお店です。
和歌浦のおばんざい屋さんが西高松へ
イートインもできるように

和歌浦でテイクアウトのお弁当の販売やイベント出店を行っていた「服部食堂」が、2025年2月に和歌山市のメッサオークワ高松店近くへ移転し、「おうちごはん 服部食堂」に店名を改め、リニューアルオープン。移転後はイートインスペースを設け、よりゆったりと料理を楽しめる食堂へと生まれ変わりました。

同店を営むのは、笑顔が素敵なオーナー母娘。調理を担当するのはお母さん。食材選びから仕込み、盛りつけまで一つひとつ丁寧に手をかけ、素材の味を引き立てる優しい味付けにこだわっています。接客を担当する娘さんとの息の合ったやり取りも、この食堂ならではのあたたかな空気をつくっています。
取材の日も和歌浦時代からの常連さんが訪れ、親子とのやりとりを楽しみながら和やかなひとときを過ごしていました。
一品一品にこだわりを感じる
優しい味のおばんざい

ランチタイムにいただける、和洋折衷のおばんざいが並ぶ「おまかせ彩りランチプレート」は、メインのおかずを3種類の中(取材時は大えびマヨ、ザクザク鶏ミンチカツ、チキン竜田)から選び、さらに6種類のおばんざいと日替わりスープ、ご飯も付いてこの値段だから驚き。お料理好きなお母さんが一つ一つ丁寧にこしらえており、見た目も楽しいランチプレートです。

揚げたエビにマヨネーズソースをまとわせた大えびマヨは、とってもぷりぷり。人気の一品なのも頷けます。

旬の野菜を使った煮物に酢の物、きんぴら…おばんざいはなんと6種類も。どれもこれも一つ一つ丁寧に仕立てられていて、「野菜本来のおいしさを知ってほしい」とあえて優しめの味付けにしたおばんざいは、家庭的なほっとする味。「野菜をたくさん食べたい人はもちろん、野菜が苦手な人からもおいしいと言ってもらえるので、そういった人にもぜひ食べてほしいです」とのこと。

この日のスープは大根のポタージュ。提携している農家さんからもらった大根を、コンソメと塩コショウでシンプルに味付けしたスープは、余計なものが入っていない雑味のないとてもやさしいお味。「にんじんをもらったから明日はニンジンのスープかな?」とお母さん。食材との出会いを大切に、毎日の献立を考えている様子がうかがえます。
ランチだけでなく、モーニングやディナー(アラカルトでお酒に合うメニューもあります!)・夜カフェの営業をしている日もあるので、詳しくはインスタをチェック。
“ちょっとおしゃべりをしに来るような
気軽に来られるお店にしたい”


2025年7月5日・6日には、店内でお弁当・お菓子・パンの販売やフラワーアレンジのワークショップなどが行われる「服部食堂でつながるマルシェ」も開催予定だそうです。
このような地域に根差したイベントを開催するのは、「地域をもっと盛り上げたい」という思いから。「ちょっとおしゃべりをしに来るような、気軽に来られるお店にしたいと思っています。お食事はもちろん、私たちとお話したい人もぜひ来てくださいね(笑)。」と茶目っ気たっぷりに話すお二人。
笑顔が素敵な母娘が営む同店。和やかな空気に包まれながら、丁寧に作られた料理をじっくり味わってみてください。
名称 | おうちごはん 服部食堂 |
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所在地 | 和歌山県和歌山市西高松1-6-4 1F ![]() |
電話番号 | 090-7312-2244 |
営業時間 | インスタで告知 |
定休日 | インスタで告知 |
駐車場 | あり |
@__hattorishokudou__ |



和歌山市出身・在住のフリーライター。おいしいものをこよなく愛し、ロカルわかやまではグルメ記事ばかりを担当。生まれ育った和歌山の‟素敵”を、もっと発信していきたいです。多趣味で、カフェ巡り・カメラ・ミニチュアフード作り・読書・映画鑑賞などが好き。