

【和歌山市】「古本 陽気にゆこう」店主のトーク目当てに足が向く ~本とカフェ 旅する和歌山びより vol.2~
PickUP記事
どんな本が待っているのか分からない―、だからこそ、BOOK&CAFEを巡る旅はおもしろい。和歌山県内を気まぐれに歩いて出合った、あの一冊とあの空間を紹介する「本とカフェ 旅する和歌山びより」。
vol.2は、JR和歌山駅近くの「古本 陽気にゆこう」を訪れました。
JR和歌山駅近く、赤レンガのアーチが目印

JR和歌山駅近く、ビルの1階。本好きの主人が2022年にオープンした古本・古書の店。ガラス戸から見える高く積まれた本と、「珈琲、抹茶ラテあります」の貼り紙に導かれ、店内へ。

「いらっしゃいませ」と、満面の笑みで店主が迎えてくれます。カウンターの上にも本がずらり。思わず手が伸び、いつもは手にしないジャンルや初めて見る名前の作家の作品に出合えます。壁際に置かれたもろぶたは収納ケースとして利用。よく見ると、昭和26年と書かれている年代物。

訪れる度に増え続ける本。小説やエッセイなどが隙間なく収まっています。棚の端から順番に見たり、パッと目についた棚から見たり、人によってさまざま。掘り出し本を手にしたときは嬉しくてたまりません。

古本の魅力にひかれたのは約20年前。東京で開かれていた古本市に足を運んだとき、書評家で古本ライターの岡崎武志さんに出会ったのがきっかけだそう。「たまたま目にした岡崎さん著書(新刊)を購入しようとしたら“まぁ、サインぐらいはするけどな”と言われて。そのブースの店番をしていた人が岡崎さん本人だったんですよ」と、目を細めます。 古書店を開く上で、影響を受けた人の一人とも。
コーヒーとトークでついつい時間を忘れる

コーヒーを飲みながら、店主とのおしゃべりを楽しんでいると、あっという間に時間が過ぎます。自分の好みを伝えながら、おすすめ本を尋ねてくださいね。会話の中から“これだ”という1冊が見つかるかも。

天井につくくらいの本。シリーズ本もそろっているので見つけたときは、ついつい大人買いしてしまいます。

主人のパートナー(妻)がいるときは、「抹茶ラテ」が登場します。抹茶と牛乳だけを使用。抹茶のほろ苦さと牛乳の甘さのバランスがとてもいい感じ。シロップが添えられて、自分で甘さを調整できるのも嬉しい。

パートナーが作ったオリジナルドームチャームも店内に飾られています。店主の趣味でもあるフィギアもさりげなく飾られているので、店を訪れた際、探してみてくださいね(続く)。
名称 | 陽気にゆこう |
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所在地 | 和歌山県和歌山市吉田615 ![]() |
電話番号 | 090-2194-2001 |
営業時間 | 11:00~18:30 |
定休日 | 火曜 |
駐車場 | あり |
ジャンルを問わない適度な活字好き。あれやこれやと日々奔走しながら、とっておきの情報を紹介します