
【和歌山市】「SETARIA(セタリア)」猫好きはもちろんカフェ好きにも人気のお店
イチオシの記事
和歌山市榎原の住宅街に佇む「SETARIA(セタリア)」は、猫の保護活動を目的に誕生した小さなカフェ。猫好きはもちろん、地元の常連さんも通う地域に愛されているお店です。実際に猫がいるのは、道路を挟んで向かい側にある猫カフェの「猫の道草」。こちらの「SETARIA」は独立したカフェなので、猫は苦手という人でもふらっと立ち寄れます。
無理しない優しさで、猫も人も心地よく

店主の吉田藍さんが保護活動を始めたのは、10年前に出会った1匹の猫がきっかけでした。
「昔から動物は大好きでしたが、家庭の事情で飼えなかったんです。でもその猫に出会って、保護猫活動をしたいとの想いがふつふつと湧き出てきて」
会社を辞め、お子さんの高校入学のタイミングで思い切って独立。ここ「SETARIA」と猫カフェ「猫の道草」を同時にオープン。最初は同じスペースで猫カフェをやろうかと思っていたのですが、猫好きな方だけではなく、多くの人が立ち寄れる今のスタイルに。

店名の「SETARIA」は、猫じゃらしの草“エノコログサ”の学名が由来だそうです。猫に何の関係があるのかと思っていたので、納得でした。
“保護猫カフェ”というより、
“知るきっかけの場所”

「SETARIA」の目的は、“知ってもらうこと”。
「ただランチを食べに来て、猫に興味をもってもらうだけでもいいんです。“保護猫ってこんな子たちなんだ”と知るきっかけになれば、嬉しいと思います」

以前は学習塾として使われていたスペースなので、その時の机はそのまま使っています。学校の学習机が並ぶ店内は、どこか懐かしさを感じます。

見渡すと、店内のあちらこちらに猫の雑貨がずらり。いったい何匹いるのだろうか?というくらい、たくさんいました。

向かいの猫カフェ「猫の道草」で保護している猫たちは、和歌山市の動物愛護センターから引き取った子たち。殺処分の対象になった猫を預かり、新しい家族を探す活動を続けています。

その隣には猫の雑貨を集めたお店もあります。猫好きにはたまらない空間。

チャリティーコーナーもあり、売り上げの一部が保護猫活動に寄付されます。
“知る・癒やされる”を日常に

調理師免許を持つ吉田さん。会社員時代にカフェ巡りをしていたこともあり、自分だったらこんなのが食べたいなとメニューを考えているそうです。毎週替わるランチは、常連さんにも嬉しいですね。

取材当日の週替わりランチは、レンコンのはさみ揚げ。優しい味の餡に、カリカリのレンコンがよく合います。

食器の絵柄も、やはり猫。いたるところに猫がいるので、探してみるのも面白そうです。

SNSで見たということで、スムージーを求めて来られるお客さんも多いのだとか。バナナは猫の形をしていて、きゅんとしました。飲んじゃうのがもったいない。

ドリンクは猫カフェにも提供されているので、スムージーは猫と一緒に飲むことも可能です。
ほっこりとした優しい時間を過ごしながら、“保護猫を知る”きっかけをつくるのが「SETARIA」の願いです。
保護猫から始まる優しさの循環

“保護猫を助ける”というと、少し特別なことに思えるかもしれません。けれど、SETARIAが目指すのは「無理しない優しさの循環」。お茶を飲みながら、ふと猫の話を聞くだけでも、それが一歩になります。
頑張る毎日の合間に、少し心を休めに訪れてみませんか。SETARIAには、人にも猫にも、やさしい時間が流れています。
| 名称 | SETARIA(セタリア) |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県和歌山市榎原140-35 |
| 電話番号 | 073-407-1852 |
| 営業時間 | 11:00~15:00 |
| 定休日 | 木曜 |
| 駐車場 | あり |
| @setaria_cafe |























和歌山市に移住してきたからこそ気づく、和歌山の魅力を発信しています! 特に子どもとカフェに行くことが多いので、ママ目線でお伝えしています!