2022年01月04日 10:00
暴れん坊将軍・徳川吉宗も輩出した紀州徳川家の居城。NHK「ブラタモリ」での紹介もあり、いま話題のスポットです。観光客のサポートを行っている「おもてなし忍者」に、和歌山城内の見どころを案内してもらいました。
本丸、二の丸、西の丸などの外観をVR(バーチャルリアリティ)で再現した「よみがえる和歌山城」の上映のほか、紀州藩の成立などを絵図や古文書などから読み解き、紹介しています。和歌山城天守閣模型や紀州徳川家伝来の金印の展示のほか、十代藩主・徳川治宝(はるとみ)が造園した大名庭園「養翠園」の一角にあった茶室・実際庵(じっさいあん)」を再現している和歌山の歴史文化に触れられる施設です。
紀州徳川家に縁が深い和歌山の茶道文化。城内にある茶室「紅松庵」では作法も気にせず気軽にお茶体験ができます。お抹茶と季節を感じさせるお菓子で一服を。お茶室から望む庭園も素晴らしい。しっとり心落ち着かせてお茶とお菓子がいただけます。
土・日曜、祝日の裏坂(二の丸庭園前)には「おもてなし忍者」が現れます。ここではゴム手裏剣投げ体験やかくれみの術体験も。すべて無料。(月・火は休み)
二の丸大奥と西の丸を結ぶお殿様とお付の者だけが通行を許された廊下橋。斜めに架かる橋としては全国的に珍しいもの。約11度の勾配で斜めになっているため、滑り止めのために段差がつけられています。ここから眺める天守閣の姿にウットリ。
南東に位置する堂々とした構えの岡口門は櫓門形式の門。空襲でも焼けずに残った数少ない旧藩時代の遺構。また、そばの土塀には戦闘の際に弓矢や鉄砲などで攻撃した狭間(さま)が残っているのでチェックしてみて。
和歌山大空襲で焼失したものの、鉄筋コンクリートで復元。内部には徳川家ゆかりの歴史資料などが多数展示されているので、歴史文化にも触れたい。天守閣からは和歌山市内が一望できるビュースポットになっています。
昔、天守閣は和歌山弁で「おてんす」と呼ばれていたとか。散策に疲れたらここで一休み。「お天守お団子セット」( 3 0 0 円)は黒蜜もすべて手作りの一番人気。ノンアルの甘酒( 3 0 0 円)、和歌山産の生姜湯(各400円)も体がほかほか。また、天守閣前にはおもてなし忍者がいるので、記念撮影に応じてくれます。
※各都道府県が発表している外出自粛要請や都道府県間移動の自粛要請等をお守りいただき、お出かけの際は、ソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用、手洗いや消毒など、新型コロナウイルス感染予防の対策への協力をお願いします。
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