2022年01月05日 12:30
ちゃんぽんの名前を聞けば、誰もが「長崎ちゃんぽん」をイメージするでしょう。しかし、和歌山県田辺市の江川地区で味わえる「ちゃんぽん」は、全く違う食べものです。提供するのは、いずれもお好み焼き屋さん。ということは…?
古き良き港町の雰囲気を今に残す田辺市江川地区。そんなに広くない地区に、お好み焼き屋さんが点在し、各店で「江川ちゃんぽん」というメニューを出しています。その中のひとつ「はまちゃん」の店主・浜本広子さんに、江川ちゃんぽんを作ってもらいました。
熱々の鉄板の上に牛肉とキャベツを炒め、うどんとそばを1玉ずつイン。ちゃんぽん(混ぜ合わせ)し、天かすや鰹節を加えた後、卵と濃厚ソースで仕上げます。
あっという間に「江川ちゃんぽん」(700円)が完成! この匂いをお届けできないのが残念です(笑)。さてさてお味の方ですが、2種類の麺が混ざり合った面白い食感で、いい具合に甘辛いソースが絡んで美味。
では、なぜこの地区で「江川ちゃんぽん」というメニューが生まれたのでしょうか? 浜本さんの話では、かなり昔に漁師さんから「お腹空いているから、うどんと焼きそばの両方を一緒に焼いて!」のリクエストがあり、誕生したとのことです。
この「はまちゃん」はじめ、「ヒロ」「はなまる」「はまだ」など、江川ちゃんぽんを出すお店はいずれも昭和レトロな雰囲気です。味わいは各店オリジナルなので、食べ歩きも楽しそうですね。ソースもの好きなら、なおさら!
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