お茶の里で営む 小さなカフェの物語【那智勝浦町】

那智勝浦町色川に東京から移住してきた千葉智史さん一家が営むカフェがある。地域交流の大切な拠点としての役割を果たしながら、色川の魅力を発信している。そんな店を切り盛りする千葉さん一家に、開店までの経緯や地元への思いを聞きました。

那智勝浦町の中心部から車で40分ほどの色川地区は、色川茶の産地としても知られています。また全国からの移住者が数多く暮らしており、住民は320人ほど。人口の約5割が新規定住者といいます。そこに東京から移住してきた家族が営むカフェ「らくだ舎 喫茶室」があります。

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棚田が美しい色川地区

 

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よろずやとカフェ、書店を併設している「らくだ舎 喫茶室」

「生産する側で暮らしたい」との思いが移住を決断

オーナーの千葉智史さんは北海道千歳市の出身で、東京の大学を卒業した後、食品のカタログを編集する仕事に携わり、無農薬栽培をする農家、化学調味料を使っていない食品メーカーの人と接する機会がありました。「自分もそっち側に行きたい。広告ではなく、生産する側で暮らしたい」という思いがあったといいます。当時30歳。色川で「地域おこし協力隊」の募集があるのを知り、実際に色川で、棚田の保全活動など、地域住民と共に地域活動をサポートしながら暮らしてみると、「景色も人もいいし、最高じゃないかと…」。

当時お付き合いされていた貴子さんも同じ会社で編集の仕事をしていましたが、色川へ移り住むことを決め、4年前に結婚。地区には日用品を売っているよろず屋があり、そこに増設する形で喫茶室と本屋を開店。よろず屋の店主と共同で運営しながら、千葉夫妻は週3日、よろず屋の店番も兼ねて営業しています。かねてから人が集まれる場所を作りたいと考え、新たにカフェと書店を開店したのです。

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「色川で暮らす魅力について話をすることがうれしい」

カフェをオープンすると、地元客以外に三重県など遠方から訪れるお客が次第に増えてきました。千葉智史さん・貴子さんは、「わざわざここまで足を運んでくれることがうれしいです。よくどうしてここで暮らしているのかという話になります。いろいろ色川で暮らす魅力について話をすることがうれしいですね。ここで、ふんわりした気持ちになってほしいし、ゆっくりコーヒーを飲んで、本を読んでほしいと考えています」と話します。

カフェではできるだけ色川産のもの提供するようにしています。お茶は農薬を使わず、農家自らが製茶した両谷園のものを使っています。なかでも芳醇な香りの「ほうじ茶ラテ」(400円)がおすすめ。色川で採れた卵を使ったフレンチトーストもおやつにぴったり。さらに、土曜日限定で、地元のシカ肉を使った「ジビエ肉のハヤシライス」がいただけます。

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千葉さん夫婦に昨年、長女の琴倫(ことり)ちゃんが誕生。色川生まれの子どもは今や珍しいといいます。家族3人で色川に新しい風を吹き込んでいるのです。

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【千葉智史さん一家が語るコメント付きの動画はこちら】

らくだ舎 喫茶室

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町口色川742-2 色川よろず屋内
10:00~17:30木・金・土 のみの営業

【コンテンツ提供】

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