2022年03月02日 10:00
長い歴史とともに愛されてきた老舗店と、新たに誕生した新店が共存する街の市場「七曲市場」(七曲商店街)。古さと新しさが入り交じる和歌山の名所で、老若男女が買い物を楽しめるスポットです。そんな市場の人気店をご紹介します。
明治末期から続く市民の台所「七曲市場」。現在は多くの空き店舗が見られるが、昭和30~40年代がピークで、人がごった返していた時代も。根強い常連客に愛されて残る老舗店と、市場特有の雰囲気に惹かれて誕生した新しい店が並んでいます。〝古い〟と〝新しい〟が共存するおもしろい場所です。買い物をするなら午前中に訪れてみて。
1959(昭和34)年から営業を始め、赤い看板と大きなショーケースが一際目に止まる同店。店内では職人が精肉を切り分ける姿が垣間見え、古き良き時代を感じさせてくれます。
熊野牛や紀州うめぶた、紀州岩清水豚など、和歌山県産を第一に意識。品揃えが豊富なので、夕飯の食材を買いに来る主婦や飲食店の料理人が上質な肉を求めて足を運びます。
精肉販売だけでなく、店外では注文を受けてから揚げる揚げ物も。コロッケやカキフライ、ミンチカツなど揚げたてが購入できます。
七曲市場を入ってすぐ、ダンボールとザルに入った野菜や果物の陳列が目に留まります。約60年前から営業している同店は、お客さんの要望を叶えるため、毎日50~60種類もの商品を販売。
店員さんと話しながら新鮮な野菜、果物を選ぶノスタルジアな光景。この風情を感じられるのも市場特有です。
ワンタン麺と担々麺、ほか香港のスイーツを提供する同店。元々洋食の料理人だった店主は、香港の食べ物に魅了され、数え切れないほど現地を訪問。七曲市場の雰囲気が香港の下町に似ていることからここで開店を決意し、2020年7月にオープンしました。
自慢の「ワンタン麺」(800円)は、細いちぢれ麺と鶏ガラベースのあっさりしたスープが特徴。エビワンタンの皮は薄く、中身がぎっしり詰まっているので食べごたえは抜群です。
元々お茶屋さんだった店をオーナーの加地邦行さんがリノベーションして、雑貨店にリニューアル。レトロ感あるものが多く、ハンガリーの小物入れやブルガリアの温かみのあるトロヤン陶器などが揃います。
さらに2階のカフェ。ちゃぶ台や懐かしのレコード、カセットデッキ、おもちゃなどのグッズが置かれた「昭和の部屋」を再現された個室も。フランス紅茶やスムージーなどドリンクメニューも豊富です。
パン好きが高じて、本業と別にSEVEN DOORsの敷地に小さなパン屋をオープンした佐藤由崇さん。国産小麦粉を使い、低温発酵にこだわっています。
月に3、4日ほど営業しており、毎回訪れるファンも多数。日によっては数時間で売り切れになるので、早めに訪れてみて。
戦前から魚屋を始め、昭和31年からこの場所で営業している老舗。店先に並ぶのは、地の魚から高級魚まで、その品揃えに驚きます。
予算や好みに応じて細かい要望に応えてくれるのは、こういった魚屋ならでは。なんでも気軽に相談できるのが嬉しいですよね。
菓子店として昭和26年に創業。毎日、早朝から作るというサンドイッチは、すべて手作りです。
具材には添加物などを使わず、自然の素材だけで作っています。やさしい味わいが食べ飽きないので、毎日買いに来る人もいるほど。8:00ごろから店頭に並ぶので、早めにチェックして。
こちらは創業5年目の焼き鳥店。丁寧にさばいた新鮮な鶏肉を朝の5時から焼き始めます。辺りは香ばしい香りでいっぱいに。
焼き鳥は9~10種類あり、店先に焼きたてが並びます。多彩に揃う「焼き鳥」はどれも1本100円!
※各都道府県が発表している外出自粛要請や都道府県間移動の自粛要請等をお守りいただき、お出かけの際は、ソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用、手洗いや消毒など、新型コロナウイルス感染予防の対策への協力をお願いします。
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