和歌の聖地・和歌浦(和歌の浦)。和歌の神様をまつる玉津島神社をはじめ、万葉世界を感じるスポットが点在しています。カモメの鳴き声、潮の匂い、海風、いにしえの時を感じながら万葉に関わる地をゆったりと散策してみては。
目次
歌人の信仰を集めた和歌の神様
玉津島神社
古くから和歌の神様として多くの万葉人の信仰を集めてきた神社で、境内には山部赤人が神亀元年(724)聖武天皇行幸の際に玉津島を詠んだ万葉歌碑のほか、鳥居のそばに小野小町が着物の袖をかけたと伝わる小野小町袖掛塀があります。天然記念物の根上り松(鶴松)も見ることができます。
祠に眠る安産の神様
塩竈神社
和歌の浦を代表とする歌碑
万葉歌碑
玉津島神社拝殿の左手奥にある山部赤人の大小2つの歌碑。大きい岩には長歌が、小さい岩には反歌が2首刻まれています
山部赤人歌碑
塩竈神社のすぐ隣の小高い岩山の据には、山部赤人の有名な歌碑が建てられています。「若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ 葦辺をさして鶴鳴き渡る」他にも多くの歌を詠んでいますが、その中でも和歌の浦を代表する有名な一首です。
万葉の世界を体感できる場所
万葉館・片男波公園
片男波公園は万葉集にも多くの風光美が詠まれている和歌公園内の片男波地区にあり、万葉館のほか、健康館、遊具広場、万葉の小路などがあります。館内には万葉集に関する資料や書籍が展示され、紀伊万葉シアターでは実写映像とイラストで万葉の世界を体感できます。
和歌浦湾を見守る学問の神様
和歌浦天満宮
学問の神様である菅原道真が祀られ、大宰府天満宮、北野天満宮とともに日本の三菅廟といわれています。本殿は国重要文化財で、内外部ともに美しい極彩色が施されています。建築にあたったのは紀州根来出身の平内吉政・政信親子。後に政信は江戸幕府の作事方大棟梁になった当代屈指の工匠です。
和歌の浦を望む絶景の展望台
高津子山
高さ136mの山頂に設置された展望台からは360度見渡せ、和歌の浦の美しい海や小島、行き交う船などの風景、海岸線の遠望は素晴らしく、ここから見える景色は和歌山県の朝日夕陽百選にも選ばれています。桜の季節にはソメイヨシノが咲き乱れ、花見スポットとして知られています。
※各都道府県が発表している外出自粛要請や都道府県間移動の自粛要請等をお守りいただき、お出かけの際は、ソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用、手洗いや消毒など、新型コロナウイルス感染予防の対策への協力をお願いします。
和歌山で生まれ和歌山で育ち、数年九州で生活するも、和歌山が好きすぎて夫を連れて戻ってきた。5人の子供たちと毎日賑やかに過ごす兼業主婦。ツイッター民、オンラインゲーム、海外ドラマ、心霊動画好きの根暗、大雑把な性格。ずっと何か食べてる。