HOME 特集 【和歌山】有田みかん直売所5選♪ 甘くておいしいミカンを現地で買おう

2024年産ミカン収穫量No.1都道府県は、和歌山県(以下、愛媛県、静岡県)。和歌山産ミカンは、生産量の多さだけでなく、味も抜群。中でも有田地方で生産される「有田みかん」は、糖と酸と水分のバランスが良く、コクがあって甘いのが特徴です。ぜひ産地の販売店で、おいしい有田みかんを購入しましょう。

ファーマーズマーケット ありだっこ
(有田川町)

農家のみなさんが育てた「有田みかん」が店内には所狭しと並んでいます。1袋ワンコイン(500円)以下で販売されているものが多数。品質に変わりがない“キズあり”と書かれた袋なら、200円台のものも。

ミカン以外にも、約600人の出荷者から届けられる新鮮な野菜などが店内に。いろんな自然の恵みを手に入れましょう!

名称 ファーマーズマーケット ありだっこ
所在地 和歌山県有田郡有田川町土生33-1 地図
電話番号 0737-53-1311
営業時間 9:00~18:00
定休日 第1・第3水曜(GW、お盆、彼岸、繁忙期=11月中旬~12月末は営業)、2025年12月31日~2026年1月6日
駐車場 あり
Instagram @ja_aridakko

ファーマーズマーケット どんどん広場
(有田川町)

生産者の顔が見える直売所。地元の農家さんが心を込めて育てた野菜・果物・花などを、朝どれの状態でスピーディーに並べています。

「どんどん広場」のこだわりは、自家用と同じように低農薬で栽培された農作物を仕入れること。外観の見映えにこだわりすぎず“中身の良さ”を重視して選ぶため、品質はしっかり、価格はお手頃。安心して楽しめる旬の味を、農家直送ならではの価格で提供しています。

また、みかんシーズンには販売している農家さんが試食を出してくれているので、味を確かめてから、お好みのみかんを購入することができます。

名称 ファーマーズマーケット どんどん広場
所在地 和歌山県有田郡有田川町庄1003-2 地図
電話番号 0737-52-6661
営業時間 8:00~17:30
定休日 無休(1月1日~4日は休業)
駐車場 あり
web https://www.dondonhiroba.com/
Instagram @dondonhiroba

伊藤農園 みかんの木
(有田市)

有田みかんや柑橘製品を扱う伊藤農園の直売所「みかんの木」。みかん蔵を改装して作られたという店舗は風情を感じさせます。

お店の前には、箱詰めされたみかんがたくさん並んでいます。

量り売りのみかんも用意されており、1kg800円で購入できます(2025年11月上旬取材時。価格は変更する場合があります)。

同園のモットーは「体に優しいものづくり」。みかんの栽培においても、化学合成農薬や化学肥料を半分以上減らし、除草剤を使わず手作業で草を刈るなど、安全でおいしいみかんを育てるのに手間を惜しみません。丁寧に育まれた“みかんの木”は、有田の土地の恵みと相まって、コクがあり甘みの強いおいしいみかんを実らせます。

みかんや柑橘類を使用して作られる同園オリジナルの商品も同様のモットーを掲げており、いずれも添加物は不使用。

柑橘の果肉だけをオリジナルの搾汁器で絞った「100%ピュアジュース」は、180mlの瓶1本になんと7〜8個もの果実を使用したとっておきの一品。みかんをはじめ様々な柑橘がラインアップされており、きっと“推し”が見つかるはず。

みかんやレモンなどの柑橘類を使用した調味料「かんきつ胡椒」は、雑味のないすっきりとした味わいで、定番のお鍋やおでんだけでなく、ラーメンなどのこってり系料理のアクセントにしてもおいしいそうです。

「みかんしぼりがー好きすーぎてー♪」のCMでおなじみの、とってもキュートなきくちゃんグッズも。

2024年にオープンした「Cafe みかんの木」も併設され、土日には県外から足を運ぶ人も。新鮮なみかんを使ったメニューが勢ぞろいしており、みかんや季節の柑橘を心ゆくまで堪能できます。

中でも、和歌山県産のみかん(もしくは柑橘)が入った「BLMバーガー」は高い人気を誇ります。

2025年11月末には、和歌山城前のダイワロイネットホテル和歌山に「CAFE&SHOP みかんの木」のオープンが予定されており、こちらも新たな話題となりそうです。

名称 伊藤農園 みかんの木
所在地 和歌山県有田市宮原町滝川原518 地図
電話番号 0120-89-7053
営業時間 9:00~17:30
定休日 無休(GW、お盆、年末年始を除く)
web https://www.ito-noen.com/mikannoki/
Instagram @ito_noen

早和果樹園
(有田市)

ころんとした丸いシルエットの瓶が特徴のジュース「飲むみかん」でお馴染みの早和果樹園。その本社に併設された直営ショップ「早和果樹園 本社店」は、有田ICから車で約10分というアクセスの良さから、県外から足を運ぶ人も多いそう。

みかんの販売は、本社店の向かいにあるカフェ「果汁と果実」に併設するショップで行っています。

「早和果樹園のみかんは毎年おいしいから」と、同園のみかんの味に信頼を寄せて“早和買い”をする常連さんも。

今年のみかんの出来は「小ぶりだけど糖度は高く、酸の抜けがちょうどよいのでまろやかな味わい」だそうです。

また、毎年人気のみかんの詰め放題が今年も冬季限定で開催予定だそう。詳細は公式インスタをチェックしてみて。

本社店では、同園のみかんの魅力を存分に味わえるオリジナル商品も豊富に展開しています。

気になる商品は、試食もOKなのが嬉しいです。

中でも売れ筋商品なのが、「飲むみかん」に代表される3種類のみかんジュースと、フルーティな風味が楽しめるポン酢「みかポン」です。

みかんジュースは、ひとつひとつ手作業で皮をむいてから搾るため、皮の渋みや雑味がなく、みかん果実そのものの甘みを味わえます。糖度別に「飲むみかん」「味まろしぼり」「味こいしぼり」の3種類があるので、それぞれの甘さやコクの違いを堪能して。

「みかポン」はみかんやゆず等の柑橘類の果汁を30%含有したポン酢で、まろやかな酸味が様々な料理とマッチ。リピーターが多い逸品です。

2025年3月にオープンしたカフェ「果汁と果実」では、「季節のパフェ」など、みかんをはじめとする柑橘類や同園の商品をふんだんに使ったメニューがラインアップ。テイクアウト専門ですが、カフェで購入した商品はテラス席でゆっくり味わうことができます。

名称 早和果樹園本社店
所在地 和歌山県有田市宮原町新町275-1 地図
電話番号 0737-22-3390
営業時間 月~金曜 9:30~17:00、
土・日曜、祝日10:00~17:00
定休日 不定休
駐車場 あり
web https://www.sowakajuen.co.jp/
Instagram @sowakajuenshop_official

古由青果
(湯浅町)

風情ある伝建地区の街並みと、醤油の発祥地として知られる湯浅。近年では駅や公園の整備も進み、伝統と新しさが交差する町に。

そんな湯浅の中心地・JR湯浅駅から徒歩2分の場所に店を構える「古由(ふるよし)青果」は、江戸時代に創業した歴史ある青果店です。

店内には、5代目店主・古田芳章さんの目利きで厳選した果物がズラリ。

中でも、この時期売り場の多くを占めるのがみかん。大きさや品質等によって分けられた様々なみかんが溢れんばかりに並びます。

今年のみかんの出来について古田さんに伺うと、「今年は雨が少なかったから例年より糖度が高く、味も抜群だと思います」と、穏やかな笑顔で答えてくれました。

特筆すべきは、果物一つひとつに対する並々ならぬこだわりと愛情。例えばバナナは専用の部屋でじっくり追熟させ、甘みを最大限に引き出した状態で店頭に並べるそう。150年以上の歴史を持つ青果店の矜持を感じさせます。

また、フルーツ王国・和歌山ならではの魅力を活かし、新鮮でおいしいフルーツを使った自家製ジェラートやコンフィチュール(果物を砂糖・レモン果汁と一緒に煮詰めたもの)の販売も。

ジェラート(シングル200円・写真のフレーバーは新甘泉)

「果物のおいしさをそのまま楽しんでもらえるように」をコンセプトに作られたジェラートは、果物本来の風味がしっかり感じられます。今回いただいた新甘泉という梨のジェラートは、爽やかで瑞々しい新甘泉の旨味をダイレクトに味わえる贅沢な逸品。

コンフィチュールも、果物と少量の砂糖、レモン果汁といったシンプルな材料で作られています。賞味期限が短めなのは、無添加だからこそ味わえる自然な美味しさの証。

また、1000円以上の購入で参加できる“10秒チャレンジ”も行われています。10.00.00ジャストでタイマーを止められた人には、素敵な景品も。

「和歌山にはおいしい食べ物がたくさんあるので、その時々の旬の味をぜひ楽しんでください」と古田さん。湯浅を訪れたら、古由青果で厳選された旬の果物をぜひ手に取ってみて。今の時期はみかんはもちろん、柿やリンゴ、洋ナシもおいしいそうです。

名称 古由青果
所在地 和歌山県有田郡湯浅町湯浅1074 地図
電話番号 0737-64-1777
営業時間 9:00~17:00
定休日 水曜、第二土曜、日曜、祝日
web http://www.furuyoshi.com/index.html

有田みかんの地域・時期・特徴・種類

有田みかん畑AC

有田みかんとは?

和歌山県有田地区(有田市、有田川町、湯浅町、広川町、)で作られる温州みかんのことで、商標登録されています。土づくから始まり、剪定や病害虫の防除、水分管理から摘果まで、手間暇かけて生産されたものを、さらに選果場などで選別して一定基準を満たした果実だけが「有田みかん」として出荷されます。「有田みかん」の中でも、湯浅町田村地区で栽培された「田村みかん」、有田市新堂地区の「新堂みかん」、有田川町賢地区の「賢みかん」など、それぞれの地域でブランド化され、出荷されているものもあります。

どうして和歌山県有田地区は
ミカンの産地に?

一年を通して温暖で雨が少なく、気候が非常にミカン栽培に適しています。平地の少ない有田地域では、山の斜面に段々畑が広がる光景は壮観。太陽の光をたっぷりと浴びて実ったミカンはコクのある甘さと濃厚な味わいが特徴です。

有田ミカン箱

有田みかんの時期と品種、味わい

◆極早生(ごくわせ)9月中旬~
もっとも早い時期に収穫されるミカン。外皮にうっすらと青みがあり、実を包む半透明の薄皮「じょうのう」がやわらかく、酸味があるのが特徴です。
≪品種≫ゆら早生、日南1号、上野早生、大浦早生など

◆早生(わせ)11月上旬~
皮が全体的に黄色味を帯び、甘みとさわやかな酸味のバランスが良く、「有田みかん」として最も多く出回るのが早生ミカン。シーズン最盛期の「有田みかん」らしいミカンです。
≪品種≫田口早生、宮川早生、興津早生など

◆中生(なかて)12月上旬~
収穫期が遅い分、日照時間が長く糖度が高くて酸味はまろやか。外皮も薄皮もやや厚めな分、日持ちします。甘~いミカンをお望みなら中生がおすすめ。
≪品種≫向山、きゅうき

◆晩生(おくて)12月下旬~
シーズン最後に出荷される甘みを蓄えたミカン。外皮も薄皮も硬く、長期保存向き。同じ和歌山県内の海南市下津町の「蔵出しみかん」はこの晩生品種を木箱に入れて、木造・土壁の貯蔵庫で約1~2ヵ月の間、熟成されたものが多いです。
≪品種≫林、丹生(にゅう)、青島

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