「マシッソヨ釜山」で韓国グルメをテイクアウト【和歌山市】

アニョハセヨ、マシッソヨ釜山

住宅街でひときわ目立つ太極旗カラーのコンテナハウス

和歌山市松ケ丘。閑静な住宅街でひときわ目立つ韓国の国旗「太極旗」カラーのコンテナハウス。突如現れたド派手なコンテナに、開業前から何ができるのかとまちの話題に。和歌山市内の飲み屋街・アロチで「韓国食堂釜山」を営むママが、所有地のお庭を整備して、韓国本場の屋台グルメやおやつを提供するテイクアウト専門店「マシッソヨ釜山」をオープンしました。敷地内に車も止められます。

なんとも愛くるしいキャラクター。「マシッソヨ釜山」のロゴはママが、人気漫画「北斗の拳」の戦いのシーンに登場する擬態語を参考に、手書きしたもの。にわとりもママのお手製キャラクターです。

お店の中はこんな感じ。縦長のカウンターで厨房設備も整い、すべて店内で調理。テイクアウト専門店なので、食事用のテーブルや椅子はありませんが、商品が出来上がるのを待つためのベンチシートはあります。日本在住29年になるママは、「韓国食堂釜山」「マシッソヨ釜山」と釜山出身かと思いきやソウル出身。由緒ある家柄で、おばあさまは著名人のお祝いの席に招聘され料理を振舞うほどのお料理上手。「小さいころからおいしいものを食べて育っているので…」とママもその血を受け継いでいます。「私が作る韓国料理は、私が育った家庭の味」と。とあるきっかけで、10年前に友達が経営していた「韓国食堂釜山」の営業を引き継ぐ前は、和歌山でキムチやナムルなど韓国惣菜のお店を経営していました。某有名スーパーにキムチを卸していたそうです。

料理上手なママが作る本場の韓国グルメ＆おやつ

「韓国食堂釜山」で評判の「キンパ」

人気メニューは「キンパ（のり巻き）」。「釜山オリジナル味」（900円）と「プルコギ味」の2種類。アロチのお店でも注文が多いというキンパですが、「お持ち帰りのリクエストもたくさんいただくのですが、アロチの店舗は厨房が狭いのもあり、手がすいているときにしか作れず、皆さんにご迷惑をおかけしていました」と。ママが作るキンパはおいしいと評判で、「みんなそう言ってくれることが自信となり、アロチから場所は離れますが、食べたいと思ってくれる人たちが買いに来て食べられるように、テイクアウトのお店をやってみようと思いました」とママは話します。プルコギ味はこちらのお店のために準備した、新しい味です。

「ヤンニョムチキン」は3種類の味

「ヤンニョムチキン」は3種類。甘辛味、醤油味、激辛味（すべて100g250円）。アロチの店舗では揚げ物は提供していないため、これらのチキンも、「マシッソヨ釜山」を開業するにあたって用意されたもの。100ｇ250円はお手軽ですよね。200g以上の注文で、「チキンム（大根の酢漬け）」が付きます。

韓国の子どもが大好きな定番おやつ「トッコチ」

「トッコチ」（100円）。油で揚げたもちもちにのトッポキに甘辛いタレを絡めたもので、韓国では子どもの定番おやつ。店先でパクっと食べたい一品です。

台湾の「大鶏排（ダージーパイ）」のような「フライチキン」

「辛味ふりかけフライチキン」（100円）は、台湾の夜市グルメ「大鶏排（ダージーパイ）」を彷彿させるビジュアル。見た目は“台湾”ですが、特製の辛味パウダーをまぶして食べると、あれれ？韓国の味（笑）。たたいて薄く伸ばした鶏ムネ肉は、程よく繊維が断たれているのでやわらかく、ジューシーです。おうちに持って帰ってビールのあてにするのも良さそうだけど、その場で揚げたてが食べたい‼

「ヤンニョムチキン」「トッコチ」「辛味ふりかけフライチキン」。お手頃で小腹を満たすこれらのメニューは、駄菓子屋のたこせん、精肉店のコロッケ…と同様、学校帰りについつい買い食いしたくなりますが、そこは、校則は従ってくださいね。

スナック菓子やインスタト麺も販売

店頭では韓国のお菓子やインスタント麺も販売。

ジュースやマッコリも売っています。

2月中旬以降、「韓国食堂釜山」といえばの「スンドゥブチゲ」の販売もスタート。「ピビンパ」の具材もテイクアウトできるように準備しているそうです。大量注文は事前に電話で注文しておくのがおすすめ。ぜひぜひ、本場の韓国料理で“渡韓ごっこ”を楽しんで！

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