真言密教の聖地・高野山。西暦816年に弘法大師空海が、僧侶が修行するための道場として開きました。2023年は、弘法大師が誕生して1250年になる節目の年に当たり、記念法会が開かれています。避暑地としても訪れたい高野山の新しいカフェ3店を紹介しましょう。
目次
伝統の「ごまとうふ」を素材にした
懐石やスイーツを堪能
角濱ごまとうふ総本舗 小田原店
吟味した白ごまと吉野本葛、深山から湧き出る岩清水を原料に、伝統の製法でつくりあげた深い味わいの「角濱ごまとうふ」。
同店のごまとうふをベースにした多彩なメニューが堪能できるのが「角濱ごまとうふ総本舗小田原店」。こちらは2号店にあたり、1号店は大門近くにあります。
木のあたたかみが感じられる店内は、座席間が広いのが特徴。階下には個室も用意されています。
ごまとうふを「五味」(塩・甘・苦・酸・辛)、「五色」(緑・黄・赤・白・紫)、「五法」(煮・揚・蒸・焼・生)にかけあわせて表現した懐石「五彩」(2200円)。
宇治の抹茶を練り込んだごまとうふを、ぜんざいに見立てた「珠ぜんざい」(610円)。ごまとうふの風味がたまりません。
名称 | 角濱ごまとうふ小田原店 |
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所在地 | 和歌山県伊都郡高野町高野山729 |
電話番号 | 0736-26-8895 |
営業時間 | 9:30~17:00(食事は11:00から) |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | あり |
web | https://www.gomatohu.com/kadohamagomatofu_3.html |
@kadohama.gomatofu |
オープンテラス付きカフェ&ショップ
ワークショップ体験も楽しんで
天風てらす
高野山をはじめ和歌山の魅力を、食や体験を通して知ることができる複合施設。高野山麓で作られた新鮮野菜やフルーツなど地元産にこだわり、“食は身体をつくるもの”をコンセプトにしたメニューが楽しめます。
米粉で作られたバンズに、金剛峯寺にも奉納されている高野山麓精進野菜などをサンド。地元の金山寺味噌などで作られたソース、そして梅酢のピクルスも添えられるなど、まさに高野山麓を味わえる代表メニュー「天風てらす特製クラフトバーガーセット」。
ビーフバーガーか、大豆ミートのヴィーガンバーガーのいずれかを選ぶことができます。
食後のデザートは、地元のお豆腐屋さんの豆乳を使用した「ヴィーガンほうじ茶ぷりん」や「ほうじ茶てぃらみす」、そのほか月替わりのケーキセット、高野豆腐のフレンチトーストなどが楽しめます。
セレクトショップには、高野槙を使用したオリジナル石鹸や入浴剤などの高野山名産品や地場産業製品など、和歌山の逸品がずらり。日本文化を気軽に取り入れられる畳アクセサリーも人気です。
さらに、お香や数珠づくり、歴史講話など、高野山を深く知り体感できるワークショップが開かれています。プログラムの内容は、インスタやYouTubeで発信中。
名称 | 天風てらす |
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所在地 | 和歌山県伊都郡高野町高野山53 |
電話番号 | 0736-25-6012 |
営業時間 | 11:00~17:00(冬期は16:00まで) |
定休日 | 火曜 |
駐車場 | あり |
web | https://www.ichinohashi.co.jp/terrace.html |
@ichinohashi_tourism_center |
VRシアターで体感する高野山
カフェで精進メニューも堪能
高野山デジタルミュージアム
最新鋭の映像技術で高野山の魅力を伝える「高野山デジタルミュージアム」。VRコンテンツ「高野山壇上伽藍 ─地上の曼荼羅(まんだら)─」が巨大スクリーンで上映されます。
ナビゲーターのコントローラー操作に合わせ、空間を自由に移動できるのが特徴。文化財の魅力を、没入感と臨場感たっぷりに体感できます。上映後、「壇上伽藍ビジュアルガイド」がスマートフォンに配布され、ガイドブック代わりにも。
館内の「高野山café雫(しずく)」では、「高野山 精進カレー」(1180円)などが気軽に楽しめます。
東京・恵比寿のスペシャルティ・コーヒー専門店「猿田彦珈琲」プロデュースによるオリジナル「高野山ブレンド」。
自分の好きなように餡を詰める「自分で作るこうやくん最中」もカフェで人気。
これらはお土産として館内のミュージアムショップで購入できます。
名称 | 高野山デジタルミュージアム |
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所在地 | 和歌山県伊都郡高野町高野山360 |
電話番号 | 0736-26-8571 |
営業時間 | カフェ営業時間/10:00〜17:00 |
定休日 | 無休 ※VRシアターは毎月最終月曜休演(1月〜2月は火・水曜も休演) |
駐車場 | あり |
web | https://www.dmckoyasan.com/digitalmuseum/ |
@koyasan.digital.museum |
※掲載各店の判断により、営業形態や営業時間、メニュー等が変更されている場合があります
彷徨うEditor。昭和末期、新宿スタジオALTAから全国ネット放送出演3回、ツッコミ担当。20世紀末、和歌山ラーメンブーム仕掛け人の1人。