和歌山県紀の川市のブランド桃である「あら川の桃」。そのままでも美味しい桃を、料理でさらに美味しくいただけるお店があると聞きつけ、「野かふぇ おりや」を取材してきました!
自然の中にたたずむ「野かふぇ おりや」
和歌山県紀の川市桃山町の、豊かな自然があふれる場所に「野かふぇ おりや」はあります。同店は「松峰ファーム」が運営しており、5月末~6月中旬にかけてはラズベリー、6月中旬~夏の間はブルベリーや桃が収穫されます。
店内はアットホームな雰囲気で、テラスの4人席と、店内に4人席が3テーブル・2人席が2テーブルあります。
お庭は美しいナチュラルガーデン。自然のままの姿で揺れる、植物やお花を楽しめます。収穫の事情により、急に休業になることも。訪れる際は、事前に電話で確認や予約がおすすめです。
桃を”料理”で味わえるランチ
注文したのは「おりやのランチセット」(1430円)。ランチのメインは5品から、デザートは2品から選べる仕組み。ランチ料金に220円を足して「あら川の桃バーガー」にするか悩みましたが、今回は「桃とベーコンのクリーム生パスタ」を選びました。
お席に届けられたランチがこちら。メインと、前菜数種類、サラダ、スープ、スイーツとフルーツがトレーいっぱいに広がっています。
「桃とベーコンのクリーム生パスタ」は、ソースもピンクで見た目もかわいい♡ パスタに入っているベーコンや、前菜に使用されている生ハムは、田辺市中辺路に工場を構える「シンドラー・デリカテッセン」のもの。ベーコンの塩気が桃の甘さを引き立て、絶妙な美味しさです。桃の果肉がたっぷり入っており、ピンクペッパーのさわやかな酸味がアクセントになっています。
グリーンサラダは大きめのクルトンがゴロゴロっと入っています。野菜は新鮮で、シャキシャキ。
この日のスープは、コーンの冷製スープでした。前菜は、和風カポナータ、さつまいもとカボチャのマリネ、ミニトマト×豆腐のクリームチーズ添え、ポテサラの揚げ焼き、スープまで飲める水キムチ、トマトキッシュ、桃生ハム。前菜は数種類が月替わり。野菜中心で、今回の前菜も盛りだくさんでした。
ランチにはドリンクがセットでついているのですが、おすすめはランチに165円を足して、季節限定の自家製ドリンクを注文すること。私は今回「桃ミルク」を注文してみました!
「野かふぇ おりや」で提供されている季節限定ドリンクは、フルーツとお砂糖で作られた自家製シロップを使用。ブルーベリーや桃は、「松峰ファーム」で収穫されたフルーツが使われています。濃厚な桃シロップに、すっきりとした味わいの低温殺菌ミルクがベストマッチです。
デザートプレートにも、フルーツがたくさん♡ ふわっふわのシフォンケーキに、プチプチ食感が美味しいラズベリーソース。トッピングされたブルーベリーも、「松峰ファーム」のものです。そのほか、紀の川市で収穫された春光柑(しゅんこうかん)のゼリー、和歌山県産のスイカ。和歌山の美味しさが詰まっている一皿です。
収穫された桃は店内で購入可能
ランチを食べていると、どのお客さんも買って帰る”桃”。完熟で収穫されているため、持ち帰ったその日から美味しく食べることができます。
白鳳は400円~500円。すぐに売り切れになっていました。
ブルーベリーは量り売りとなっており、100g200円で購入可能です。ブルーベリーは自分で収穫する必要があるため、長靴を推奨とのことでした。
地元のフルーツをさまざまな形で味わえる「野かふぇ おりや」、ぜひ訪れてみてくださいね。
名称 | 野かふぇ おりや |
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所在地 | 和歌山県紀の川市桃山町神田244 |
電話番号 | 0736-66-1001 |
営業時間 | 11:00~14:00 ※水・木・金曜のみ営業 |
定休日 | 土~火曜 |
駐車場 | あり(6台) |
メール | nocafe_oriya@yahoo.co.jp |
web | https://nocafe-oriya.business.site/ |
パン・スイーツ狂いの和歌山取材ライター。パンや甘いモノをこよなく愛しています。5歳の子どもがいるシンママで、ロゴデザイナーとしても活動中。人の想いを深くお伺いすることが得意。食べ物が美味しそうに見える体型をキープしているため、取材中は店主さんが心を開いて話してくれます。