物価高に真っ向勝負！ 和歌山の激安ランチ５選

弥山（みせん）

「中華料理はうまい、安い、ボリューム満点が当たり前」というモットーどおり、“デカ盛り”で有名な『弥山』。ランチタイムメニューの10種類は600円、単品メニューも「お昼のらぁめん」（300円）など、破格の価格で提供しています。ランチタイムは単品にも、プラス10円でごはんが付けられます。大皿料理を箸でつつき合うのも中華の醍醐味とし、「違うメニューを選んでシェアして楽しんでほしい」と、店主の和布浪（わふなみ）実さん。

調味料まで手作りにこだわっており、若鶏にかかったチリソースも、中華風のカレーあんもごはんがすすみ、箸が止まらない。他、ランチタイムメニューは「日替わりランチ」や、ラーメンとミニ唐揚げの「弥山セット」、人気の「麻婆豆腐」「ちゃんぽん」など。全てごはんとスープ付き。

多田屋

朝から飲めることに幸せを感じる人々が集う大衆酒場『多田屋』の名物が「紀州定食」。トンカツ、からあげ、ハンバーグ…と定食の定番メニューに加え、親子丼、うどん、黄そばと丼物や麺類＆めし類のセットまで14種類、一律560円と昭和の価格。いつ知れず提供し始めたまま一度も値上げをしたことがないそう。

写真のトンカツ定食は、メインのトンカツに、サラダ、みそ汁、ごはん、漬け物、お茶が付いてきます。大学生は“学割”で429円に。ごはん大盛りは＋50円）。

土・日曜、祝日も関係なく毎日10：00～15：00に食べられ、酒盛りするおっちゃんたちをよそ目に、スーツや作業服姿の兄ちゃんたちが昼飯を黙々とかきこむのも多田屋の日常風景。中には、“定食飲み”をするツウもいるんだとか。

「単品のトンカツは638円、でも、定食だと560円。ビールと“定食ごはん抜きで～”という常連さんもいます」と女将さん。やっぱり多田屋は面白い！

グリーンコーナー 本店

安い・うまい・早いの三拍子がそろったわれら和歌山県民が愛するファストフード「グリーンコーナー」の「てんかけラーメン」。平日（月～金曜、祝日除く）11：00～14：00限定のランチメニューなら、鳥唐飯（単品２３０円）付きで550円。

Aセットは「てんかけラーメン＋鳥唐飯」、Bセットは「中華そば＋鳥唐飯」。毎月15日の中華そば半額デーは、Bセットが455円に。本店は、Eセット「カレーライス（中辛・辛口）＋ミニラーメン」、Fセット「焼きそば＋白ごはん」も。全て550円。

ランチタイムを逃したら、「グリテンセット（てんかけラーメン・コロッケ・グリーンソフト）」（600円）は終日提供しています。

※イズミヤ和歌山店、築地橋店、イオンモール店もあり
（営業時間は店舗によって異なる、一部提供していないメニューも）

とれたてキッチン

「ＪＡながみね」が運営するファーマーズマーケット「とれたて広場」の一角にあるフードコートで、全国展開するうどんチェーン店より安いうどんを発見。「素うどん」１杯が250円は、恐らく県内で最安値ではないかと思われます。

あげ（＋60円）、梅（＋30円）、野菜天ぷら（＋100円）、とろろこんぶ（＋30円）と、「素うどん」にトッピングするものによって価格がプラスされ、そば（たぬきそば300円など）もあります。

2階に屋根付きのテラス席があり、食べるのはそちらで。休日のお昼時は込み合い、売り切れることも。

毎朝、カツオと昆布でだしをとり、製麺所から届く麺も注文が入ってから一人前ずつゆがき、出来たてアツアツを提供。「とれたて広場でお買い物をしてくれる人たちへのサービス。おいしいうどんをとれたてキッチンで食べて帰ってください」と樋瀬貴哉店長は話します。

しま彰

わかやま電鐵貴志川線甘露寺前駅近くの飲食店が並ぶ一角、一人、また一人と店の前に集まってきて、朝11：00の開店時間より少し早めにのれんを掲げると、みるみるうちに満席に。

お目当ては、このご時世に一杯500円をキープしている「中華そば」。2023年10月に価格を改定しましたが、「中華そば」は500円を維持。他は、「大盛中華そば」（650円）、「W中華そば」（700円）、「替え玉」（150円）、「肉増し」（200円）、ごはん大盛（200円）と、50円ずつアップ。

店主は、和歌山ラーメンといえばの“車庫前系”にも“井出系”にも属さない人気店「うらしま」（紀の川市）で修業を積み、そのDNAを受け継いでいます。豚骨を長時間炊き上げた独特な舌触りと濃厚な味わいのスープにやや細めのストレート麺、自家製チャーシュー。これでワンコインは安い！