人気テレビ番組「オモウマい店」から取材の声がかかった(断ったそうですが…)という、なかなかディープなお店。カウンターに並べられた15種類以上のおかずから選んで組み合わせる「500円ランチ」を食べに、和歌山県田辺市に足を運んできました。
駅前新通りから、
ちょっと中の路地へ
JR紀伊田辺駅を出て左側、ロータリーの一角に鎮座する弁慶像。源義経に仕え、平家との戦いで活躍した武蔵坊弁慶は、今の田辺市の生まれとされています(諸説あり)。
弁慶像のあるロータリー方面ではなくて、右側の駅前新通りを歩いてすぐ左の路地に入ると…
「一品料理まこ」の看板を発見。路地とともに、いい雰囲気を醸し出しています。
手作り料理の大鉢が
カウンターにずら~り
カウンターの上に並べられた大鉢の日替わり料理は、どれも手の込んだ品ばかり。唯一の定番メニュー「ハンバーグ」は、赤ワインで2時間以上煮込むというこだわりよう。火曜日だけ並ぶから希少価値がたっぷり、早いもの勝ち!
「あるもんでチャチャッと作ってるんで、料理名なんかないよ~」と話す、店主の浜子さん。手の込んだおかずをアテに、昼飲みする人がちらほら。テイクアウトもOK。
15種以上の日替わりのおかずから選べる3品と、ごはん・みそ汁・漬け物がセットになった「500円ランチ」。この日は、ハンバーグとポテトサラダ、野菜炒めをチョイス。希少なハンバーグを食べられ、今日は火曜日で良かった!
野菜など食材は常連客が厚意で届けてくれているとか。だから、この価格でやっていけるんだそう。「この味を守りたい」という、お客さんからの愛がひしひしと伝わってきますね。
本当に500円でいいの?
お腹いっぱい、大満足!
居酒屋なのにランチを始めたのはなぜ?と聞くと、「定年退職した主人が、何もせんかったらボケると思って…手伝わせる口実なんよ」と、なかなかの毒舌にツッコミどころ満載。そんな浜子さんの人柄も魅力です。
そう、現金でよろしくお願いしますね。この昭和な感じが、なんとも言えません。
お店を出て看板をもう一度見ると、英語での案内が…急に令和な雰囲気に。誰が書いたんでしょう、今度店に行ったら聞いてみよっと(笑)。
名称 | 一品料理 まこ |
---|---|
所在地 | 和歌山県田辺市湊14-29 |
電話番号 | なし |
営業時間 | 11:00~20:00 |
定休日 | 日・月曜 |
和歌山県出身、スイーツをこよなく愛する編集者&ライター。おやつとそのお供・コーヒー&お茶の紹介はお任せあれ! 現代アートや韓国コスメ、ファッションも大好き。