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和歌山市
県博特別展第3期「人・道・祈り」
2024.11.08
和歌山市は25日、市内の大学を卒業して県内に就職した人の割合が2022年度で38・3%となり、市の大学誘致第1号の東京医療保健大学が開学した18年度から10㌽増加したと発表した。市が大学誘致に取り組んできたことが増加につながったとしている。
【写真】県内就職率の増加について説明する尾花市長
市は18年度に東京医療保健大、19年度に和歌山信愛大、20年度に宝塚医療大、21年度に和歌山リハビリテーション専門職大と県立医科大薬学部を誘致。22年度には和歌山信愛大の1期生と東京医療保健大の2期生が卒業した。
市によると、市内大学全体の県内就職率は18年度で28・3%だったが、大学誘致以降は年々増加。22年度は就職者1001人のうち383人が県内で就職し、割合は38・3%だった。
また、18年度から20年度に開学した3大学の23年度卒業生は、就職した245人のうち県内に就職したのは206人で、割合は84・1%となった。
尾花正啓市長は同日の定例会見で、全国的に人口減少が進んでいる中での県内就職率の増加について「非常に(大学誘致などの)成果が出てきたと思う」とし、「県内に就職したい人が増えていることは今後の地方創生に大きなプラスになってくるのではないかと思っている」と述べた。今後については、「まだまだ和歌山には大学が少ない。地元で学べて地元で働けるような学科の誘致をこれからも頑張っていきたい」と話した。