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和歌山県
ロカルわかやま2024 年間ザ・ベストテン!
2024.12.31
10月12日(土)、和歌山ロータリークラブは、伏虎義務教育学校の6年生と和歌山大学附属小学校の4年生を招待し、「06市堀川スタディクルーズ(船上視察)」を実施した。
(共催:内川をきれいにする会・和歌山南ロータリークラブ)
昭和30~40年代、内川(和歌川、市堀川、大門川、真田掘川、有本川の5つの川の総称)は、有害物質カドミウム汚染が日本一で「死の川」と呼ばれるほどまで汚れていたが、50年以上たった現在では、悪臭や水質汚染はほとんど改善されてきている。しかし、今の子どもたちの目線では、「きれいな川」と呼ぶにはまだまだ遠いのが現状。
今回のスタディクルーズ(船上視察)では、この問題の背景と現状の理解を目的として、雑賀橋付近から旧市民会館付近間を、3隻の船に7回で分かれて往復運航。併せて、和歌山市が取り組んでいる「かわまちづくり」にも興味を持ってもらえるよう呼びかけた。
当日は晴天にも恵まれ、小学生38人(引率の先生含む)、ロータリークラブ会員59人が参加。盛況のうち、事故もなく無事に終了した。
参加した小学生からは、「思ったより臭いもなく、楽しくクルーズができた」「いつもなら見れない目線から街を眺めることができ、新しい発見があった」などの意見があり、また大人からは「和歌山城と内川との歴史を船の上で語れば新たな観光の一つになるのでは」「官民連携し、継続して和歌山市街地を盛り上げていきたい」などの声が挙がっていた。