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和歌山ニュース 60歳未満の被害増 有料サイトの架空請求

60歳未満の被害増 有料サイトの架空請求

公開日 2015.12.04

特殊詐欺の手口の一つ「有料サイト料金未払い金等名目詐欺」について、60歳未満の人が被害に遭うケースが増えていることから、県警生活安全企画課は注意を呼び掛けている。

同課によると、アダルト有料サイトの未払い金などをかたった架空請求詐欺により、県内で60歳未満が被害に遭った件数は11月末現在で14件。前年同期の2倍に上っている。

手口の多くは「有料サイトの未払いがあり、本日中に連絡がなければ法的手段をとります」などと携帯電話にメールが送られ、記載された電話番号にかけると犯人側が金を請求し、コンビニエンスストアで買える電子マネーやATMの使用など、送金方法を指定してくるもの。高額なケースでは98万円の被害があり、数十万円を請求してくるという。

同課は「不審なメールが送信されてきた場合には、記載の電話番号にかけたりせず、最寄りの警察署か、警察相談電話(♯9110)に相談してください」と呼び掛けている。

11月末現在の県内の特殊詐欺被害認知件数は、前年より1件増の50件で、被害額は3億2300万円(前年同期比2億1200万円減)。