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和歌山県は26日、大阪・関西万博のアクションプラン最終版を公表。関西パビリオン「和歌山ゾーン」の開幕を飾るオープニングウイーク(4月13~19日)のステージ展示は紀州東照宮(和歌山市)の和歌祭に決まった。同パビリオンで唯一の提供となる飲食メニューも明らかとなり、上質な6種のスイーツを特別な器に盛りつけ、ドリンクとセットで6000円となっている。
【写真】「Wakayamaの森と恵みのペアリングセット」(県提供)
「和歌山ゾーン」は、東京大学先端科学技術研究センター特任准教授の吉本英樹さん(同市出身)が総合ディレクターを務め、「〝上質〟のつまった和歌山」をコンセプトとする。
ステージでは、県内各地の祭りや伝統芸能、工芸品などの展示やパフォーマンスを原則週替わりで行う。400年以上の歴史を誇る和歌祭が最初のコンテンツに選ばれ、重さ1㌧の大神輿(みこし)や渡御の衣装、面などを展示する。
「Wakayamaの森と恵みのペアリングセット」と名付けた食のコンテンツは、アジアトップパティシエの加藤峰子さんがプロデュース。県内の老舗和菓子店や果物農家が協力し、紀州桐箪笥の技術による器で提供する。万博ホームページからの予約制で、受付は3月28日から。
岸本周平知事は「準備はうまくいった」と和歌山ゾーンの内容に自信を見せ、「広報宣伝をスタートダッシュでしなければいけない」と意欲を示した。