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帝国座テラス

2025年秋のオープンを目指す「帝国座テラス」

公開日 2025.06.01

和歌山市中心部の東ぶらくり丁、かつて映画館「帝国座」があった場所に、複合商業施設「帝国座テラス」が建設中。2025年11月の開業を目指しています。

【写真】帝国座テラスのイメージスケッチ

開発を手掛けるのは、ビルメンテナンスや不動産事業を展開する「南北」(和歌山市関戸)。映画館の閉館後、建物はライブハウスやクライミングジムなどに活用されていましたが、老朽化により2023年に解体。川沿いの水辺の環境を生かし、地域活性の起爆剤になるような施設にと、同社が「帝国座テラス」の開発を計画しました。

元の映画館の建物が撤去された敷地は内川に面して開かれ、河川敷には和歌山県が水際の憩いの場となる親水施設が整備されます。「帝国座テラス」は、この親水施設につながるように設計。川に面した西側にはオープンデッキが配置され、飲食スペースとして活用されるほか、デッキから川沿いへ行き来することも。

施設の敷地面積は613.92㎡、木造平屋建て。真ん中に路地のような通路を設け、川沿いの西側に5区画、東側3区画のテナントスペースで構成されます。

テナント区画は、西側を飲食店に限定し、東側には美容系サービスも対象に含め、同社が出店者を募集中。すでに中東料理とワインのお店、クラフトビール直営店の2店舗が出店を決めており、その他の6区画で希望事業者向けにコンセプトや施設の説明会などを開いています。

「南北」の樫畑友洋社長、同社開発室長の山畑年広さん

「かつては映画館があって文化や娯楽の発信地だった場所に、和歌山を代表するような魅力的な施設をつくり、再び人が集まる拠点となれば」と樫畑社長は話しています。

【問い合わせ】
TEL 073-444-3511南北