最優秀賞は岡村さん ビジネスプラン競う

貴重な作品が並ぶ会場

創業から間もない人や創業に関心のある人を応援するイベント「創業支援セミナーinわかやま」が14日、和歌山市北出島の県勤労福祉会館で開かれ、参加者はビジネスプランコンテストの入賞者プレゼンテーションや創業企業の実態についての講演などを通して学んだ。

県内の経済団体や金融機関などによる実行委員会が主催。

ビジネスプランコンテストは、県内で1年以内に起業を検討している人や起業から3年未満の人を対象に、昨年秋に募集。応募総数45件の中から書類審査を通過した上位6人が最終プレゼンテーションに進んだ。

遊休不動産を活用した交流宿、外国人観光客などを対象にしたツアーの企画やサポート、高齢者らを対象にした訪問美容など、地域資源の活用や地域の課題解決につながるアイデアが盛り込まれたプランが発表された。審査の結果、最優秀賞には、県産果実と間伐材を使ったハーブスパ事業を提案した有田市の岡村裕子さんが選ばれた。

入賞者には、わかやま産業振興財団による3年間の「寄り添い支援」を行い、事業の状況に応じた相談や支援機関、補助事業の紹介などが受けられる。

セミナー後半は、日本政策金融公庫総合研究所の砂田透副所長が「創業企業の実態と創業を成功させるポイント」と題して講演。同公庫による創業企業への融資実績は平成24年度以降、3年連続で増加している一方、国内の開業率は4・8%、廃業率は4・0%と欧米諸国に比べて半分以下の低さにあり、産業の新陳代謝が低下している現状を紹介した。

起業と企業意識に関するインターネット調査(平成26年)では、起業を阻害する要因の1位が「自己資金不足」、全体の約8割が自己資金だけで開業しているが、資金を借り入れて開業した企業の方が経営が安定する傾向にあることを指摘。理由として、創業計画に対する第三者のチェックがあることにより、精度の高い計画となること、資金の使い方が厳格になることなどなどを挙げ、「見える化することで創業に伴うリスクを軽減できる」と話した。

ビジネスプランコンテストの入賞者は次の皆さん。
最優秀賞=岡村裕子▽優秀賞=古田智宏▽優良賞=宮原崇▽キャンパスベンチャー賞=根ヶ山雄規▽輝く女性賞=田村真樹子▽奨励賞=岡崎大輔

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。