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和歌山ニュース 全国初 県がニホンジカの夜間銃猟

全国初 県がニホンジカの夜間銃猟

公開日 2016.02.18

県は15日、全国で初めてニホンジカの夜間銃猟を田辺市中辺路町水上地区で行い、雌1頭(体長90㌢)を捕獲した。今後、22日から同地区、17日からすさみ町江住地区、3月から古座川町西川地区でも実施。

県によると、ニホンジカによる県内農林業への被害は年間9000万円以上に上り、生息域も県南部の山間部から海岸部、さらには県北部にまで広がり、農林業や自然生態系に深刻な影響を及ぼしている。

県内のニホンジカの生息数は約5万3400頭。自然増加率から推定した年間の増加個体数は約1万5400頭と推定されていることから、年間1万6000頭以上を捕獲し、生息数を減少させる必要がある。平成26年度の捕獲数は約1万500頭だった。