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桜の名所は大にぎわい 花見イベント盛況

公開日 2016.04.05

桜の満開宣言から最初の週末を迎え、県内各地の名所は花見客が詰め掛け、イベントや出店などでにぎわった。

【高津子山ウオーク】地元住民らが桜の名所としてよみがえらせた和歌山市の高津子山では3日、ウオーキングイベントがあり、約100人が満開の桜とまちを360度見渡せるパノラマを堪能した。

NPO法人「和歌の浦万葉薪能の会」(松本敬子代表)が主催。参加者は和歌浦天満宮を出発し、会員らが整地した山道約2㌔を、約1時間かけてウオーキング。標高151㍍の頂上では、同会の語り部が、同所にロープウェーが設置されいたことなど景観の変化を、過去の写真と比べながら紹介した。ぜんざいの振る舞いもあった。

初参加という同市本脇の土田勝義さん(63)は「奇麗な場所を発見できたことに喜びを感じています」と話していた。

【亀池さくらまつり】ソメイヨシノ約2000本が鮮やかな海南市阪井の亀池公園では3日、恒例の「亀池さくらまつり」(市観光協会主催)が開かれた。

散策路や広場一体に桜が咲き、来園者は花の下にシートを広げ、写真を撮るなどして笑顔。心配された雨も降らず、思い思いに桜を楽しむ一日となった。

公園内広場には特設ステージが設けられ、市立下津第二中学校音楽部の演奏で幕開け。バンド演奏や南中ソーラン、和太鼓など多彩に催された他、フィナーレには餅投げもあり、盛り上がった。

【和歌山城も大盛況】和歌山城がある和歌山公園は約600本が咲き誇り、「桜まつり」を開催中。花の下にはシートが敷かれ、桜を愛でながら飲んで、食べて、くつろぐ人々でいっぱいとなった。

出店が立ち並ぶ園内はごった返し、外国人観光客も多く、中国語や手振りを交えて買い物を楽しむ姿も見られた。