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【新規オープン】和歌山のおすすめ新店情報<2024年12…
2024.12.06
ことし20周年を迎える県立和歌山高校(和歌山市新庄、嶋田博文校長)の「チューリップリレー」の取り組みを振り返り、さらなる発展を目指すフォーラム「未来へのバトン」が2日、同校で開かれ、チューリップリレーに携わってきた元育友会メンバーや卒業生ら約30人が集まった。
チューリップリレーは平成8年度、雑草が茂っていた同校の花壇をきれいにしようと、教員1人と生徒3人が花壇を整備し、チューリップとムスカリの球根900球を植えたことが始まり。活動は生徒会や園芸部、育友会にも広がり、14年度には約1万3000本のチューリップが校内を彩るようになった。
15年度には、同校の春の恒例行事となった「チューリップフェスタ」の第1回が開かれるなど発展している。
チューリップリレーの節目を祝い、今後も応援しようと、元育友会メンバーでつくる実行委員会(谷口恭子委員長)がフォーラムを企画した。嶋田校長が開会あいさつした後、花壇の整備を始めた同校の元教諭、村崎隆志さん(現・県立きのくに青雲高校定時制教頭)が講話し、取り組みのきっかけや、現在は他校や地域にも広がるチューリップリレーについて紹介した。
その後、フリーディスカッションとして参加者の交流が行われ、思い出話に花を咲かせた。
8年度に村崎さんと花壇整備をした3人の生徒の1人、山口晋司さん(38)も参加。「あの時の活動がこんなに続くとは正直思っていませんでした。卒業してから校内で花を見るのは初めてですが、あんなに雑草で荒れていた花壇に美しくチューリップが咲いていてうれしい」と喜びを話していた。